サンクスギビング・パーティに参加の巻 その1

thanksgiving1.jpg 週末でも、正月でも、例えクリスマスでも開いているアメリカの商店も、このサンクスギビングばかりはどこもかしこも閉まっている。 忙しいこの国で、最も完全に休みと言える休日、それがサンクスギビング。 ではアメリカ人は、そんなサンクスギビングをどう過ごしているのだろうか? 答えは家族第一のアメリカらしく、広大な全米各地に散らばった親類一族が集まって、わいわいがやがやとファミリーの再開を祝うのである。 
 奥さんの義理の叔父が、毎年サンクスギビングの家族パーティーのシェフ役を担当するのだが、彼の家系はイタリア系で、その料理に賭ける熱意といったら凄まじい。(笑) 何日も前から、今年の「グレービー・ソースの調合法」や「クランベリー・ソースの選定」、「ターキーのサイズ」、「ターキーの産地」、「スタッフィング(詰め物)の中身」、さらには定番の「スウィート・ポテト」や「パンプキン・パイ」の仕込み方などなどを、戦地に赴く兵士のような真剣さで調べ尽くすのである。 もちろんベースは家族のトラディッショナルな流儀から外れてはならず、かといって新鮮味に欠ける物を提供したのでは、シェフ役の名が廃るというわけである。 
 そんな料理の数々を、今回は紹介してみようと思う・・・。
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 まず、このサンクスギビングについて簡単に説明しておくと、アメリカ合衆国建国以前の1620年の11月に、イギリスからメイフラワー号に乗って、清教徒が現在のボストンのプリマス近郊にやって来た。 しかしながら不慣れな土地と冬の厳しい気候のせいで、最初の約半年の間にメンバーの半数が死亡してしまうと過酷さ。 それを見かねて土地のネイティブ・アメリカン達が、農作物の育て方や、この地で生きていく為の知恵を授けた。 その援助を感謝して、彼等ネイティブ・アメリカンを招いて食事会を開いたのが、このお祝いの始まりだとか。 でもって、この時の食卓に上ったターキーが、今でもサンクスギビングの象徴的なメニューとして残っている。 この辺りの話しは、自分の別サイト「ヴァージニアン」のページにも記述してあるので興味がある方はどうぞ。
 さてさてそういうわけで、この叔父さんが練りに練った料理の品々が、テーブルに並べられるまでの待ち時間というものは本当に楽しい時間でもあり、待ち遠しいだけに苦痛でもある。 何しろ、パーティが始まってから、最低でも数時間はオーブンから漂ってくる香りに耐えながら、飼い犬が合図を待つようなオアズケ状態なのである。 普段のアメリカ人は、日本人に比べて料理にかける時間が圧倒的に少ないだけに、こういった時の気合いの入れ方は、作り手も食べる側も半端じゃあない。 ワインでも飲みながら、ワイワイがやがやと会話を交わしつつ、みんな密かに鼻のセンサーをオーブンの方へ向けて、それがテーブルへ上るのを待つのである。
 アメリカではこういうホームパーティ形式の場合において、大概の場合はセルフ・サービスというか、各自それぞれに皿を持って、キッチンに並べられた料理を好きなだけ自分の皿に取っていくことが多い。 でも、こういった特別な日の料理がドーンとテーブルに並べられている場合には、「あっ、これも」「おっ、それも」といった具合で、どんどん皿にのせていくと、少しづつ取ったつもりが、あっという間に象の餌のような皿が出来上がるので注意したいところだ。 そうとは分かっているつもりでも、自分は今回もまたやってしまったりした・・・。
 叔父さん自慢の料理は、食事が並べられるまでの「チョコレート」、「クッキー」、「ブラウニー」、「ビール」、「ワイン」、「コーヒー」から始まって、「ターキーの丸焼き」、「スウィートポテトの甘露煮」、「マッシュド・ポテトのガーリック風味」、「グリルド・ポテトのスペシャル・ソースかけ」、「ナスとチーズのオーブン焼」、「ガーリック・ブレッド」、「焼きたてロール・パン」、「パンプキン・スープ」、「ミニチュア・キャベツとピーナッツの和え物」、「フルーツ・サラダ」に「特製グレービー」や「自家製クランベリー・ソース」。 でもって、「パンプキン・パイ」、「チョコレート・ムース」、「ティラミス」、「チーズケーキ」にたっぷりの「ホイップ・クリーム」と「アイスクリーム」・・・。 これだけ食べればもう食べれないと思うのだが、ハロウィーンからクリスマスまでは、週の内に半分位は何やからのパーティーが続くいていく。 おそるべしアメリカン!
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2 Comments

  1. 返信
    back 13/12/2004

    シカゴ在住なんですねぇ~ボストンと結構近い(?)。サンクスギビング当日は寮でまったりしてました☆

  2. 返信
    sushi 13/12/2004

    まあアメリカ繋がり、そして冬の寒さの厳しいとこ繋がりっていう意味では、結構近い?
    「寮でまったり」っていうのは、寮生活の経験が無い自分には、なんかちょっと羨ましい。(笑)

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