ドイツ系が多いシカゴのジャーマン・タウンは行ってみる価値ありの巻

christmas4.jpg アメリカにおいてドイツ系の意味するところは、合衆国政府や民間の第2次世界大戦中の対応をみるまでもなく、日系やその他のマイノリティー・グループへの場合とは明らかに違うものがある。 
 WASPの語源であるアングロサクソンとしてのイギリス人自身も、先祖は北ドイツから移り住んだ人々だし、現イングランド王室エリザベス女王の直系の祖先ハノーバー朝自体がドイツからの貴族によってはじまり、初代の王様などは英語が全然分からずにドイツ語しか話せなかったという有名な逸話もあるほど。 またアメリカが独立した時点で、標準語を英語にするかドイツ語にするかで議論があったという事実すらある。 2000年の政府統計によると、ドイツ系を第一祖先と感じる人々の割合は21%で、イギリス系アングロサクソンの12%を大きく上回って第一位だというのだから、ドイツ系などと呼ぶこと自体がおかしいのかも知れない。 
 しかしながら、外見上は世間一般の想像するアメリカ人と違わなくとも、ドイツからごく最近移民してきたグループというのは、母国語が違うというだけではない何かがやはりあるものだ。 そのことは、ドイツ系の人々が多く住むジャーマン・タウンを訪れてみればわかる。 街は整然としており、シンプルなデザインがショーウィンドウを飾り、遠くにはゴシック調教会の尖塔も見える。 人々は寡黙だが、しかしはっきりとした口調で会話をしているし、そこで飛び交う言葉は当然のことながらドイツ語である。 さらにはユーロも通貨として立派に通用している。 ドイツで暮らしたことがあるのも理由の一つだが、個人的にはドイツ人の生真面目で、正直な性格は大好きだ。 
 スティングが映画の中で、「I’m an English man in NewYork…」って切なそうに歌うのがあったけど、西欧白人もまたマイノリティーになりうるという現場をみたければ、この街は非常に興味深い場所である。 もちろん、ビールも旨い。(笑)
 「ユキノヒノシマウマ」は、最もアメリカらしいと呼ばれる街シカゴから生情報を発信していきますので、「人気ブログランキング」へのクリックよろしくお願いします。banner_03.gif

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Share on LinkedInShare on Tumblr

8 Comments

  1. 返信
    JIBUN 21/12/2004

    ジャーマンタウンってのにはいったこと無いけど、オクトーバーフェストがいたるところで行われているので、ドイツの文化はこの国では根深いものがあるのだと知りました。
    一度、ジャーマンタウン、行ってみたいです。

  2. 返信
    mdc? 21/12/2004

     トラバありがとうございます!
     
     アメリカにおけるドイツなんて考えたこともありませんでした!
     今、年表めくってみたら、アメリカ独立よりハノーバー朝の方が早い時期に出来てたんですね。なら、公用語を英語にするかドイツ語にするかっていう議論もアリですね~。
     しかも、ジャーマンタウンまであるなんて。
     アメリカでゴシックの尖塔が見えるなんて、すごく意外!
     勉強になりました・・・
     ドイツへは旅行に行ったことがあるのですが、みなさんとても親切で、おっしゃるとおり真面目な印象があります。

  3. 返信
    sushi 22/12/2004

    mdc?さんへ
     アメリカっていうと英語がメインの言語ですから、イギリスへとすぐに連想が結びつくのですが、実はドイツ系の方が多いし、技術系に強いところなんかもやっぱりその影響があるのかなあ、なんて思わせる所もたくさんあります。
     あと本場のドイツ人って、大きいし、真面目なので、近寄りがたい雰囲気がありますが、実は結構親切だったりするんですよね。(笑)

  4. 返信
    sushi 22/12/2004

    JIBUNさんへ
     そうですよね、毎年その時期になるとオクトーバ・フェストって結構いろんな所で開催されてますよね。 でも、アメリカ人の場合やっぱり飲むより騒ぐ、目立ちたいってのがやっぱり前面に押し出されて面白かったりしますが・・・。(笑)
     チャイナ・タウンやポーリッシュ・タウンはメジャーでも、ジャーマン・タウンは意外に穴場ですよ。 シカゴってドイツ系の人の割合が他の都市に比べても非常に高いですから、一度は行ってみる価値ありです。

  5. 返信
    カズさん 15/09/2005

    第二時大戦末期ドイツを無条件降伏に追い詰めた米軍の立役者
    は、ドイツ系人 Eisenhauerでした。一方英軍は大戦末期45年
    北独Hamburgに歴史的規模の絨毯爆撃を行い、一夜にして10万人
    以上の市民が死亡したという。Hamburgは今も昔もアングロサクソン人の居住地。
    英米人達が血縁的に密接な関係に有るドイツをあれほどまでに破壊・殺戮したのは理解に苦しみます。
    戦争とは何なんだって考えちゃいますね?

  6. 返信
    Kohei 27/09/2005

    皆様
    他に、ドイツ語がまだしゃべられているアメリカの町としては、IOWAのAMANAがあります。
    アメリカ人も高級白物家電ブランドとしてしかこの名前を知らないのが普通なのですが、
    http://www.amana.com/amana/jsp/homepage.do
    は、実は、この村から始まったのです。
    http://www.amanacolonies.com/
    アーミシュと違って、もともと、職人の一団が宗教の自由を求めて来ただけあって、宗教共産制のような形をとりながらも外貨獲得のために、氷冷蔵庫から電気冷蔵庫を作り出したのが、このブランドの始まりのようです。
    昔は、月に一度、お客様のこのアマナ冷蔵庫株式会社に通ってました。
    ハム、コーン、アイスクリーム、Tボーンステーキとおいしいものだらけで、ハムはお土産に買ってきては仲間に届けました。
    また、家具もすばらしく、USに住み着くなら、ここのオーダーメイドを頼みたいと、夢見たものです。
    日曜にふらっと、教会を見学したら、ミサはドイツ語らしかったです。
    シカゴにお住まいの皆様、一度、夏にいかれたらとお勧めします。
    場所的には、少し違いますが、景色は、フィールド・オブ・ドリームズの世界です。
    (冬は、地吹雪で、死ぬ思いの運転が待ってます)

  7. 返信
    sushi 06/10/2005

     カズさんへ
     民族主義者ヒトラーは、フランスを降伏させた後に、参謀の勧めも振り切って、同族の住むイギリス上陸を躊躇ったという話もありますよね。
     なんだかいろんな考え方がありますが、戦争という狂気は好ましいものではありませんね。

  8. 返信
    sushi 06/10/2005

      Koheiさんへ
     へえ~っ。
    そんな町があるのですね、ぜひ一度は訪れてみたいと思います。
    貴重な情報ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA