タクシードライバー、レイジング・ブル、グッドフェローズ、ケープ・フィアーと名作の数々を監督し、名優ロバート・デニーロを多く起用することでも知られる無冠の帝王スコセッシ。 しかし、このアビエーターで、今度こそはアカデミー賞を手にするのではないかという声が、ここアメリカでも多く聞かれる。
そして、この映画の題材になっているのが謎の大富豪ハワード・ヒューズ。 彼は映画界では監督およびプロデューサーとして「ヘルズエンジェルズ」を代表作として、ハリウッド第一次黄金期の帝王と呼ばれ、パイロットとしては世界記録を幾度か自らの手により更新、実業家としてはTWAをはじめとした企業群を保有する大富豪で、1970年前後には経済誌で世界一の大富豪にランクインされたこともある。 その上に190cmを越す長身の金髪青年で、エバ・ガードナー、キャサリン・ヘップバーンをはじめとした、ハリウッドに名だたる美女達と浮名を流すというちょっと信じがたい経歴の人物。 さらに興味がある方はこのニュースサイトもチェック。
そんな人物ならさぞかし満足した人生を送ったことだろうと思われるだろうが、これがそうとも限らず、晩年はかなり悲惨な状況だったようだ。 ジャンボ・ジェットを超えるサイズで、未だに世界一の大きさを誇る木製の飛行機を自らの操縦で飛ばしたり、TWAの保有株式を売却した金でラスベガスのホテル、土地、近郊の鉱山その他もろもろ買占めて、ラスベガスの大半を所有した頃までは良かったのだが、このラスベガス買占めの時期になると、1940年代頃から悪化しつつあった彼の精神的な持病がさらにエスカレートして、ホテルの一室から電話一本が外界との接点というありさまだったそうだ。 その持病の中でも極度の潔癖症に関しては、有名な話で、以下のような逸話すらあるほど。
浴室のキャビネットの補聴器(バイ菌が付かないよう封筒に入れてあります)の取り出し方を紹介します。
・浴室のドアのノブを回す際には、6~8枚のティッシュを用いる。
・次に石鹸の入ったキャビネットを新しいティッシュ6~8枚を用いて開ける。
・使用していない石鹸を取り出し、手を洗う。
・次に、補聴器の入ったキャビネットを最低15枚のティッシュを用いて開ける。
・補聴器の入っている封筒は、最低15枚のティッシュを用いて、両手で取り出す。
そして、そんなホテルの一室にこもったままの生活を20年ほども過ごした後に、病院へ向かう自家用飛行機の中で息を引き取ったという。 なお彼のあまりに変わり果てた姿と、長年人前に姿を現していなかったことから、誰もこれが本人のハワード・ヒューズか確認できずに、FBIが指紋照合をして本人確認したのだとか。
で・・・、映画の方は?・・・義祖母って?・・・次回に続きます・・・。
「ユキノヒノシマウマ」は、最もアメリカらしいと呼ばれる街シカゴから生情報を発信していきますので、「人気ブログランキング」へのクリックよろしくお願いします。
Photo © Copyright Miramax Films
コメント (2)
はじめまして。TBありがとうございました。
潔癖性のエピソード、面白く拝見しました。
それにしても6〜8枚とか15枚とか、そこらへんのこだわりもすごいものがありますよね。
投稿者: ミチ | 2005年05月07日 10:07
日時: 2005年05月07日 10:07
ミチさんへ
確かに細かいところのこだわり方が、異常ですよね。
これからもよろしくお願いします。
投稿者: sushi | 2005年05月10日 01:26
日時: 2005年05月10日 01:26