ハイフィデリティな雰囲気が街中にあふれるレークビューの巻

recordshop.jpg ジョン・キューザック、ジャック・ブラックはじめ個性的なキャストを集めた、ニック・ホーンビィ原作の「Hi Fidelity」という映画があったが、まさにそれを地で行く様な世界が、シカゴのノースサイド、特にレークビュー近辺には点在する。 
 映画のストーリーは、シカゴで小さな中古レコードショップを経営する、音楽オタクのしがない30代の独身男性をとりまく、恋愛観や人生観の話し。 こう書くとなんだかつまんなさそうだけど、原作も映画も結構いけます。(重厚な作品や、賞狙いっていう意味じゃなくてね:笑) でもって、この手の小さな中古レコードショップが、近所にこれでもかっていうくらいに充実しているので、暇を見つけてはちょくちょく冷やかしに行っている。 
 ただ冷やかすとはいってみても、こちらのお気楽な態度が圧倒されるほどに、店内でレコードを弄る人々の表情は真剣そのもの。 ヘッドホンを両手で耳に押し付け恍惚の表情で体を揺らす男、銀行員も真っ青の指裁きでパラパラパラッとレコードを目にも留まらぬ速さで捲っていく男、店内上部に飾られる目玉商品を空きあらば掻っ攫わんとばかりの目線で盗み見る男、DJ風の服装に身を固めるマニア向けコーナー専門の男、ジャケ買い派の写真にはちょっとうるさい細かい傷まで凝視型の男、ついさっきまでガンジャをやってたような足取りで民族音楽コーナーの片隅でぼーっとしてる男などなど、大半の客は他人の事など一切意に介してない物臭男性ばかり。 
 こんな中古レコード店だが、掘り出し物や貴重な品も数多く眠っており、中には日本だと一枚ウン万円の品もある。 もちろん、そのほとんどはここアメリカでも高値なのだが、運がよければ、おいおいどうしてこんなのがここに混じってんだよっていうのが存在するから面白いのだ。 普段グロッサリーストアのレジや、郵便局の順番待ちでうんざりしてるアメリカ人のいい加減さが、この時ばかりはちょっとありがたかったりする貴重な瞬間でもある。
 あなたもシカゴへ来られたおりには、絶版、名盤を探してみては?
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9 Comments

  1. 返信

    トラックバックありがとうございます。Rabbit’sApertureのllionです。本当に良い空気だしてますね~。「ハイフィデリティそのまま」というか逆なんでしょうけどね。海外憧れます。シカゴは寒いかと思いますが、ここ日本も寒いです。風邪にはお気をつけて。
     これからも、どうぞよろしくお願いします。

  2. 返信
    藤河信喜 19/01/2005

      llionさんへ
     ハイフィデリティの中の住人は、ホントはちゃめちゃな人物ばっかりでしたからねえ。 でも、そういうの結構好きだったりします。
     この手の中古レコードショップが、歩いて3分ほどのストリートにたくさんあるのですが、中には超マニアな雰囲気ぷんぷんのオーナーが経営している小さな店もあって、そんなところはやっぱり客層も・・・。(笑)
     こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

  3. 返信
    shuko 19/01/2005

    こんにちは!トラックバックありがとうございます。
    あぁぁ~。藤河さんのblogを見ていたら今すぐにでも飛んでいきたくなってしまう!
    このお店、ホント全くもってハイフィデリティですね。さすがシカゴ。
    海外に行くとレコード屋さんと古本屋さんは見つけたらだいたいスルリと入ってみるんですが、
    このお店は藤河さんがおっしゃるとおり、お気楽に行くと圧倒されそう。
    映画だったらいいけれど実際に足を踏み入れるのは躊躇してしまうかも。・・・でも好奇心には勝てないかな?
    シカゴの空港(ORD)は何度か通っているのですがTransitのみで外に出たことがないんです。
    わざわざ観光に行くよりも住むのが面白そうな街ですよね。
    3ヶ月くらい限定で住んで、日がなぷらぷら街&人ウォッチングをしてみたいです。
    それにしても、シカゴを舞台にした映画って味のある映画が多いですよね。
    それもシカゴ自体が味のある街だからかな??
    (Hi Fidelityの原作は確かロンドンが舞台だった気がしますが)
    素敵なblog、track backしていただいてありがとうございます。
    さかのぼってゆっくり拝見させていただきますね♪

  4. 返信
    taezo 20/01/2005

    何かの間違いなのか、私のblogにトラックバックがついていました。間違いでも嬉しいです!!
    ニック・ホーンビィのHigh Fidelity私も大好きです。ニック・ホーンビィの小説最高です。もっと日本でも流行らないかなぁ。 
     写真のレコ屋さんはまさに小説の中のレコ屋さんそのものですね!素敵ですー。

  5. 返信
    藤河信喜 20/01/2005

    shukoさんへ
     この手のレコード屋は、店員も世捨て人のようなマニア揃いなだけに品揃えもユニークなのですが、いかんせん初めは店内に充満するなんともいえない雰囲気に圧倒されます。 もちろん、中古レコード屋も数え切れないほどありますので、全部が全部こんな雰囲気ではないのですが。
     シカゴは住むには良いとこですよ。 街も面白いし、人も中西部的な親切な人が多いです。 ただし、冬はお勧めしません!(笑)

  6. 返信
    藤河信喜 20/01/2005

      taezoさんへ
     ニック・ホーンビィの小説は良い味出してますよねえ。 東南アジアで出会った、イギリス人バックパッカー達には絶大な人気でした。 日本ではそれほど知られてないので、ほんともっと流行っても良いですよね。 

  7. 返信
    よっちゃん 21/01/2005

    ニューヨークのレアものCD&レコード屋さんでは、
    よく外タレの日本版を見かけます。
    日本版には、海外で最初にでたアルバムに収録されなかった
    おまけサウンドトラックが付いてることが多いのが理由らしいです。
    私の友だちは収集家で、フリマで3枚5ドルとか、そんな山から
    レアものレコードを掘り出してきます。
    知識は価値、目利きはすごいと感心してます。
    私はこのテーブルの上のもの、どれでも50セントっていうコーナーから
    ファイヤーキングのマグカップを探し出すくらいが関の山だわー・・・。(底にロゴ入ってるから、すぐ確認できる)

  8. 返信
    藤河信喜 22/01/2005

    よっちゃんへ
     レコードっていうのは、これだけCDが普及して、DVDオーディオやなんかが登場しても、捨て難い魅力があるんですよね。 あの空気感がたまらないというか。
     レア物っていうと、日曜日のガレージセールで手に入るようなコカコーラ関係なんかは、日本だととんでもない値段で取引されてる場合もありますよね。

  9. 返信

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