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シカゴピザはチーズケーキよりもチーズがいっぱいの巻

chicago-pizza2.jpg シカゴピザを食べたことがあるでしょうか? そう聞かれると、シカゴピザというぐらいだから、ピザなんでしょうと答えるかもしれない。 だが、これがとんでもない代物なのである。 ピザはピザでも、これを日本の宅配ピザや、うすうすの本場イタリアピザと同じ感覚で捉えてはいけない。 もう一度思い出して欲しい、これはただのピザではなく、”シカゴ”なピザなのである。 そしてそのシカゴは何でも世界一でないと気がすまない、大きいものは良いものだ精神のどうしようもない塊で、なおかつ大喰らい揃いの全米一肥満な都市なのである。 こんなシカゴピザなのだから、例えば海辺の町がシーフードピザを名物にするとか、山間の村が山菜ピザを出し物にするとかいうのと同じ感覚で、シカゴらしさを強調しておっきく作ってみたのである。 それも豪快に・・・。
 それがどのくらい桁違いの品かというのは、残念ながら実際にシカゴへ来て食べてもらうしかない。 だが、あえてこの難題を皆様に、キッチン教室風の文章でお伝えしてみようと思う。 まずは、日本人が普通イメージするような、平たいピザ生地の上にチーズや具が軽く乗っかっているものがピザであるという概念を捨てて欲しい。 そうピザとは、生地をダムのように外塀を高く張り巡らし、その中へこれでもかっ!というくらいに両手でグワシッと掴んだチーズの山を、少しくらい掌からこぼれるのなど気にせずに、とにかく底にびっしりと敷き詰めたものなのである。 その上で、具となるホウレン草やマッシュルーム、イタリアン・ソーセージなどをとにかくバシバシ投入する。 もちろんこの段階でも、「おやっ、さすがにこれは入れすぎかな?」などと、甘い考えが頭にもたげるようでは、シカゴのピザ職人たるものの身が廃るのである。 ここは、シカゴ職人らしく何食わぬ顔をして、別名スタッフド・ピザ(中身たっぷり)の名の通りに詰め込めるだけ詰め込みたいものだ。 そしてもうこれ以上、中には何も詰め込めないことを確認したら、ここぞというシカゴ魂の真価を発揮すべく、駄目押しのチーズを溢れる具の上に山積みに高く重ねて欲しい。 それでやっと、後はオーブンへ放り込んで、おいしいシカゴピザが出来上がるのを待つだけである。
 こんな風に説明すると、自分がいかにもキッチンの中について詳しいように勘違いされる方も居られるかも知れないので断っておくが、もちろん私にはシカゴピザをおいしく作れる自身は無い。 ただレストランによると、ガラス張りのキッチンの中で、シェフがこのシカゴピザを作っているところを眺めることができるのである。 そしてその姿は、まさにシカゴらしいの一言、細かいことなど気にせずに、もう豪快になんでもかんでも放り込んでいるっていうのが正しい。 
 でもって、肝心のこのシカゴピザの味の方なのであるが、これが意外にも結構いける。 特にアメリカのレストランでは、飲んでも飲んでもチャージなしで継ぎ足してくれる炭酸飲料が、このチーズの塊のようなピザを胃に流し込むのにこれまた良く合うのである。 ただし周りのシカゴの人達が、このピザをパクパクと平らげていくのを見かけても、そのペースに釣られて間違ってもパクパクしてはいけない。 まず健全な日本人であれば、その夜は胃が焼けるようにムカついて眠れなくなること必死なので、ここはチーズケーキ・サイズに切ったものを、チューインガムのように良く伸びる、中西部特産のチーズをしっかり味わいながら、豪快なシカゴピザを、日本人らしくちまちまと食べたいものだ。
 そういうわけでシカゴピザは、ただのピザではあるが、シカゴという街を象徴したような食べ物なのである。 例えていうならば、ニューヨークピザがあっさりしょうゆ味なのに対して、シカゴピザはこてこてのソース味とでもいえばよいだろうか。
シカゴに観光に来た際に立ち寄りやすい店として、「Giordanos」と「UNO」はお勧めです。
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