サミー・ソーサがカブスからオリオールズへ移籍合意間近の巻

sosa.jpg サミー・ソーサがついにシカゴを去る日が近づきつつあるようだ。 マイケル・ジョーダンが去った後のシカゴ・スポーツ界の顔として、ソーサはシカゴ市民の絶大な人気を誇ってきた。 特に99年のマーク・マグワイアとの史上稀に見る、ホームランレースでその印象を決定付けたといってよい。
 ソーサはドミニカ共和国出身で、16歳の時にレンジャースと契約。 89年メジャーデビューするが同シーズン途中にホワイトソックスへトレード。 92年カブスへトレード。 98年上述のマグワイアとの壮絶なホームランレースを演じ、ロジャー・マリスが持つシーズン61本塁打の最多記録を上回って、マグワイアの70本塁打に続く66本塁打を記録し158打点で打点王を獲得。 2000年50本塁打で本塁打王を獲得。 01年マグワイアに並ぶ4年連続50本塁打以上を記録し、160打点で打点王を獲得。 02年49本塁打で2度目の本塁打王を獲得。 とここまでは、文句の付けようが無い記録と、シカゴ市民への絶大な人気を誇ってきた。 
 しかしながら、03年試合中に折れたバットからコルクバット使用が発覚し、退場処分ならびにその後の8試合出場禁止処分。 この辺りから彼の栄光に翳りが見え始め、カブスのチームメートや監督との不仲、シカゴ市民からの批判的な声、さらには怪我が続いたことで、メジャーでただ一人シーズン60本塁打以上を3度も記録している強打者でありながら、 04年打率2割5分3厘と98年以降では最低のうえ、本塁打35本で、40本塁打以上は6年連続で途切れた。 特に昨シーズン最終戦では、試合中に無断帰宅するという事件まで起こし、カブスからは罰金約900万円(彼の1試合分の給料)を課せられるなど、チームメートや監督との不仲は修復しがたいほどに悪化していた。 この問題は、シカゴ市民の間でもかなり悪評で、新聞やTVニュースでも度々取り上げられたほか、キャプテンのマーク・プライアー自身もラジオやTVで彼に対する不信感を発言する始末。
 以上のような経緯もあり、単独歴代7位の通算574本塁打で、現役ではバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に次ぐ通算ホームラン数を誇るシカゴ・カブスの主砲サミー・ソーサは、ボルティモア・オリオールズへ移籍間近であるというニュースをAPが伝えた。 トレードの内容は、ソーサはカブスと今季分の契約が残っており、カブスは年俸の1700万ドル(約17億4700万円)の大部分を支払うとしている。 また、06年の契約について、ソーサは無効にすることに同意したという。  その見返りとして、昨季打率3割3厘、2本塁打、24打点、13盗塁のジェリー・ヘアストン二塁手(28)に加え、少なくとも2人の若手有望株をカブスは得る。 トレードは、健康診断や米大リーグ機構のセリグ・コミッショナーと選手会の同意が得られしだい成立する見込みで、選手会の方も、以前にソーサがオプションを破棄することに問題はないとの見解を示しており、この点は移籍成立の障害にはならないと見られる。
 シカゴ・カブスのファンとしては、このニュースを喜んでよいのかどうか複雑な心境である。 ソーサはパワー的には未だ衰えきったとはとても思えないが、現在のカブスは、ノーマ・ガルシアパーラをはじめ打撃陣は充実しており、また先発陣もケリー・ウッド、マーク・プライアー、カルロス・ザンブラノ、グレッグ・マダックスとメジャー屈指の投手陣を誇る、それだけにチームメートとのいざこざの耐えないソーサの移籍自体には異論はない。 しかし、カブスよ! 本当にこのトレードで良いのか? 他にもっと良い条件でのトレードが可能だったのじゃないのか? 仮にもトレードの相手は、あのソーサだぞ! カブスについては、マネージメントを含め、時々疑いたくなる場面があまりに多すぎる。 選手層は厚いだけに、それが残念でならない。 ここはヤギの呪いを解くためにも、レッドソックスが若干30歳のGMを導入してバンビーノの呪いを解いたように、上層部の思い切った改革が必要な印象を改めて受けるトレード条件である。
がんばれカブス!
photo © AFP
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Cubs, Orioles close on Sosa deal
By RONALD BLUM, AP Sports Writer
January 28, 2005
AP – Jan 28, 11:33 pm EST
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NEW YORK (AP) — The Chicago Cubs were close to agreement on a trade to send unhappy slugger Sammy Sosa to the Baltimore Orioles, several high-ranking baseball officials told The Associated Press.
Medical tests and approval from commissioner Bud Selig and the players’ association remain unresolved, the officials said Friday night, speaking on condition of anonymity.
The Cubs would pay a substantial part of Sosa’s $17 million salary this season, the executives said. Sosa would agree to void his salary scheduled for 2006, they also said.
In exchange, Chicago would receive second baseman Jerry Hairston Jr. and at least two prospects.
Sosa’s contract gives the Cubs an $18 million option in 2006 with a $4.5 million buyout. But the contract says that if he is traded, his 2006 salary would become guaranteed and a 2007 club option would be added at $19 million with a $4.5 million buyout.
The players’ association previously told Sosa’s agent, Adam Katz, that voiding the 2007 option would not be a problem if Sosa is traded.
“I haven’t spoken with anybody about the particulars, but from what I understand in all conversations that what was being discussed was cleared a while back,” said Gene Orza, the union’s chief operating officer.
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The teams had not finalized a deal, all the executives said. Selig’s approval is necessary because the trade would involve the transfer of $1 million or more. Sosa also must waive his no-trade clause.
Orioles executive vice president Jim Beattie and vice president Mike Flanagan could not be reached for comment. Cubs spokesman Sharon Panazzo could not be reached for comment and Katz declined to comment.
As late as Friday afternoon, the Cubs also were talking to the Washington Nationals about a deal to send Sosa to the new team in the nation’s capital.
The Cubs have been looking for a taker for Sosa since the end of the season, when he skipped out on the finale at Wrigley Field. Sosa initially claimed he didn’t leave until the seventh inning, but the Cubs produced videotapes showing him leaving shortly after the game began and fined him $87,500 — one day’s salary.
The New York Mets were initially thought to be the best bet because general manager Omar Minaya signed Sosa when he was a teenager in the Dominican Republic. But the Mets won the bidding for Carlos Beltran two weeks ago, and two Mets officials who spoke on condition of anonymity said they were not involved with Sosa trade talks this week.
Baltimore’s interest intensified after the Orioles lost out on Carlos Delgado earlier this week. Baltimore offered Delgado $48 million over four years, but the slugger took a $52 million, four-year deal from the Florida Marlins instead.
After finishing 78-84 in 2004, their seventh straight losing season, the Orioles entered the offseason seeking to add a front-line starting pitcher and a cleanup hitter. They courted pitcher Carl Pavano, who signed with the New York Yankees, and their failure to secure Delgado means their most significant free-agent signing so far this winter is reliever Steve Kline.
Beattie and Flanagan were under extra pressure to improve the club because of the potential competition for fans with the Nationals. The addition of Sosa would give the Orioles a marketable name.
Trading Sosa might prompt the Cubs to attempt to sign Magglio Ordonez, the last remaining top free agent. Ordonez, who starred for the Chicago White Sox, has been in negotiations with Detroit.
Sosa has 574 home runs, seventh on the career list, and his home run race with Mark McGwire in 1998 made him one of the game’s most popular players. With an infectious smile, home run hops and heart taps, he became Chicago’s favorite athlete after Michael Jordan retired. In all those dark years when the Cubs struggled, Sosa and his jaw-dropping homers were the lone bright spots.
But Sosa’s relations with the Cubs — and the fans — soured in recent years. Hampered by injuries, he’s batted just .266 the last two seasons and his homer totals have dropped. Last season, Sosa batted only .253 — his lowest average since 1997 — and hit 35 homers and 80 RBIs in 126 games, ending his run of 100-RBI seasons at nine.
The breaking point came when he skipped out on the final game of last season. He criticized manager Dusty Baker the next day, with Sosa saying all the blame was put on him for the Cubs’ failures. In a later interview, Sosa said he was humiliated by being dropped to sixth in the batting order.
While Cubs general manager Jim Hendry, Baker and Cubs players insisted at last week’s Cubs convention that Sosa’s presence wouldn’t be a disruption to the team, fans weren’t buying it. When his image appeared on a video, there was a loud chorus of boos.
AP Sports Writers Nancy Armour in Chicago and David Ginsburg in Baltimore contributed to this report.
Updated on Saturday, Jan 29, 2005 12:01 am EST
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14 Comments

  1. 返信
    Chosei Funahara 30/01/2005

    お帰り!

  2. 返信
    sushi 30/01/2005

     長生さんへ
     あっ! やっと日本語の長生さんが・・・。(笑)
    ということは今回は上手くいったのですね、よかったです。
     このランキングのカテゴリーというものも、浮気ものの自分にとってはなかなかやっかいです。
    自分のブログの内容なんて、その日の気分で適当なことを書いてるだけですから。
    そういうわけで、ここ最近は映画やメジャーリーグなど、自分の愛する趣味の分野が騒がしく、それに関するニュースばっかりですので、またまたニュースへ移ってきました。

  3. 返信
    C-kun 30/01/2005

    いやぁ、相変わらず中身濃いです。(^^)
    毎日読みふけっています。
    最近日本でもソーサの話題が少なくなりました。
    僕自身はかなり好きな選手なのでもう少し頑張って欲しい。

  4. 返信
    sushi 30/01/2005

    C-kunさんへ
     去年はそれほど活躍できませんでしたが、ソーサは選手の実力という意味では、まだまだ落ち目などという事では無く超一流の選手だと思います。 ただシカゴでの評判が、余りに急激に悪化していることもあり、おそらく他へ移ったほうが、彼のためにもチームにとっても良かったのかも知れません。
     シカゴを離れても、彼にはこれからもホームラン・アーティストとして活躍し続けて欲しいですね。

  5. 返信
    ゆみ。 30/01/2005

    こんにちわ。私のサイトに遊びにきてくれて、ありがとうございます。猫を飼ってからというもの、さっぱり外に遊びにいかなくなって、せっせとブログの更新/検索にはげんでいます。今は英語、日本語よりも猫語を話す毎日です。

  6. 返信
    sushi 30/01/2005

    ゆみさんへ
     わかる、わかる、よーくわかりますよ、その気持ち。(笑)
    シカゴの冬はむちゃくちゃに寒いので、どうしても用事が無い時は家の中で過ごす時間が増えちゃいます。 
    以前ならビデオを観るのが楽しみだったのですが、最近ではこのブログに毎日1時間近くは確実に費やしてます。
     でもって、自分も赤ちゃん言葉な猫語を使ってるので、奥さんがかなり怪しんでます。。。

  7. 返信
    toshi 30/01/2005

    英語活用塾のトシと言います。
    先日はコメントありがとうございました。
    SushiさんのBlogは大変充実しているので私のサイトがお恥ずかしいかぎりです。
    本日USA5を更新しました。明日に最終回を迎える予定です。
    もう私はアメリカには住んでいませんが、また海外に転居する予定です。これからもよろしければ当ブログをご愛顧ください。

  8. 返信
    はまちん 30/01/2005

    そういえば、日本でソ-サの話題はほとんど取り上げなくなったなぁ。最近日本の選手も、やたらとメジャー、メジャーと軽々しく口にするようになってきたしなぁ….。

  9. 返信
    ともとも 31/01/2005

    sushiさん
    こんばんは〜。トラバ&コメントありがとうございました。
    ソーサ選手本当に合意まで出るとはびっくりだったのですが
    確かにおっしゃるとおり、条件があれでいいのかなぁとは
    思っちゃいました。
    でもシカゴを少し離れてみるのもいいのかもしれませんね。
    カブス的にはソーサ選手が離れても
    まとまるかなぁとも思ったりもしますが…。
    どこにいっても頑張ってほしいです。

  10. 返信
    sushi 31/01/2005

    toshiさんへ:いらっしゃい。次回がどうなるのかすごく気になります。 
     はまちんさんへ:ソーサの評判はシカゴではがた落ちの状態です。 問題は彼の実力が落ちたとかなんとかいうよりも、彼の傲慢な性格のようですね。 
     ともともさんへ:よくないですよね。 絶対によくないです。 カブスのフロントは余りにソーサ放出にムキになるあまり、こんオフのFA合戦では常に後手後手になる始末。 まあ彼ならシカゴ以外でも十分に活躍できる実力はありますからね。 ただ第2のケン・グリフィーJr.にだけはなって欲しくないですね。

  11. 返信
    Keicho 31/01/2005

    sushiさん、今日の「ワシントン・ポスト」にも、ソーサの記事が出ていましたが、あんまり彼に好意的な記事ではなかったような気がします。結局、オリオールズは、「ワシントン・ナショナルズ」に奪われる観客数を憂慮して、ソーサのバットではなく、ソーサというビッグ・ネームに期待しているのかもしれません。

  12. 返信
    sushi 01/02/2005

      Keichoさんへ
     その指摘は、まさにその通りといった感じがしますね。 
    自分はかつてバージニア州のリッチモンドに住んでいたことがあるのですが、ご存知のようにあの辺りはメジャーリーグ球団空白地帯で、もし選択肢があるとすればアトランタ・ブレーブスか、ボルチモア・オリオールズでした。 
     そういったわけで、今回ワシントン・ナショナルズの誕生により、今までオリオールズファンであったDC、バージニア、メリーランド近辺の人々がどっと抜け出す可能性も秘めているだけに、球団の経営者側からすれば死活問題でしょう。
     ソーサは、まだまだ誰がなんと言おうとソーサですもんね。
     

  13. 返信

    首筋がさみぃ〜ソーサ

     サミー・ソーサのトレードが決まりました。「シカゴ・カブス」から「ボルチモア・オリオールズ」への移籍です。先週のワシントン・ポスト紙のスポーツ面は、連日このトレ…

  14. 返信
    ひげ 21/06/2007

    サミがんばれ

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