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シカゴ・カルチュアル・センターで開催されたラブソングス・オブ・ザ・ワールドの巻

issa.jpg シカゴ・カルチュラル・センターで開催された、バレンタインデー特別企画「ラブソングス・オブ・ザ・ワールドへ出かけてきた。 シカゴ生活の素晴らしいところは、大都会だけあってこういった良質のエンターテーナメントに接する機会が非常に多いことである。 しかも無料! 「無料」っていう言葉の響きに弱い自分が、そういわれて出かけないわけがないというものである。
 シカゴ・カルチュラル・センターはこういった特別企画を常に催すところとして、シカゴ市民としてはスケジュールチェック必須の場所。 イベント内容は今回のような音楽から、絵画、写真、彫刻、映像をはじめ、異文化紹介まで幅広い分野を形式にとらわれることなく紹介してくれる。 そしてそのほとんどのイベントが無料なのである。
 昨夜のコンサート「ラブソングス・オブ・ザ・ワールド」へは、出身地や出身国のルーツを生かしたトラディッショナル音楽で、シカゴを拠点に活動する5つのグループが参加した。 
アメリカン・ジャズ・ボーカリストのBobbi Wilsynは、コロンビア・カレッジの教師をしながら、シカゴで25年以上の活動してきた。 
パレスティニアンのIssa Boulosは、多作の作曲家であり、ウード・プレーヤーであり、シンガーである。 
ブラジリアンのPaulinho Garciaは、シカゴ・ミュージック・アワードでベスト・ジャズ・エンターテーナーの受賞歴があり、ここ最近は彼のバンド「Jazzmineiro」と共に演奏活動を続けている。 
中国からのBaimeiは北京国立伝統芸術大学を卒業後に、シカゴでシンガーソングライターやオペラの歌手として活動を開始し、現在は中国系TVやコンテンポラリー・チャイニーズポップアートの舞台に立っている。 
それぞれに「イタリアン、フィリピーナ、ネイティブ・アメリカン」と「イタリアン、ネイティブ・インディアン、アイリッシュ」のバックグランドを持つMichaela MarchiとJoe Reilly、5年間に渡りネイティブ・アメリカン音楽を演奏し続けている。 
とまあシカゴを拠点にという共通点はあるものの、まず普段はありえない世界音楽のミックスジュース。
 まったく違ったルーツや演奏法、楽器を持つそれぞれのアーティスト達が、これまたまったく違ったボーカル・スタイルで歌うラブ・ソングは、そのかけ離れた音の違和感よりも、不思議と「LOVE」という共通項を得て会場を一体化させていた。 シカゴに限らず、アメリカ合衆国という移民によって成り立っている国を象徴したようなこの夜のイベント内容は、これまでの自分のアメリカ生活中でも最高に素晴らしい瞬間の一つになった。
 「常々あなた方が中東を、そしてそれを”アラブ”と呼ぶ時、「政治は愛よりも・・・、戦争は平和よりも・・・、そして争いは和解よりも・・・」と思うのではないだろうか? 自分はパレスティニアンのアーティストとして、アラブ文化は決して戦争と政治だけではないということを叫びたい。 その証拠に1000年に及ぶ伝統的な詩において、95%のアラブ・レパートリーは何らかの愛を詠ったものである。 私達がを歌うとき、私達の歴史の詩に刻まれた偉大なを呼び起こすことになるのです。」 by Issa Boulos
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*シカゴ・カルチュアル・センターは、ミレニアムパーク前78 E. Washington Stにある白亜の建物です。