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ミラービール工場はビアホールで飲み放題の巻

beer-factory.jpg ミラービールはよく言えばアメリカらしく豪快にガブガブとジュース代わりに飲めるが、悪く言うと特にこれといった特徴のないビールで、俗に言う不味くもなく、旨くもなくと言う奴である。 
 ちょっと不思議なのは、アメリカの中でも特にドイツ系移民の多いミルウォーキーの街で育ちながら、自分のドイツ滞在経験からいくと、本場のあのこってりとしたビールとはまるっきり別物のやっぱりアメリカン・ビールなのである。 ミラーはあくまで凍りそうなくらいにキリッと冷やして飲むもので、ドイツのものは冷やしすぎずに心持ちひんやりといった程度で楽しむもの。 
 どちらが良いかは別にして、自分の場合にはアメリカ滞在時は常にミラービールの愛飲者である。 理由はいたって簡単で、「安い!」からである。 安売りの時などは、缶ビール×30本1箱で10ドルを切ってしまうのですから・・・。 そういうわけでビールの生産量、消費量が世界で一番多いアメリカ国内で第2の売り上げを誇り、シカゴとはすぐお隣りさん同士のミルウォーキーを代表するミラービールの工場見学ツアーへ参加してきた。 
 ドイツ系移民が6割、北欧系移民が3割とも言われるウィスコンシン州だけあって、州内にブリュワリーは数多くあるのですが、中でも最大規模を誇るのが1855年創設のこのミラービール・ミルウォーキー工場。 ミラービールの創設者ミラーは、ドイツから一旗上げようとアメリカ大陸へ渡ってきたのですが、最初はなかなか事業も上手く軌道に乗らず、ニューヨーク、フィラデルフィア、ニューオリンズと流れた後に、ドイツ系の移民が多くビールの需要が高く、気候もドイツの故郷に良く似たこのミルウォーキーを拠点に定め成功を収めました。 
 このミラービール工場見学の目玉はなんと言っても、最後に待っているビアホールでのビール無料飲み放題。 工場見学時に、ビールが熟成過程で発するあの独特の空気を重くするようでいて癖になる香りをたっぷりとかかされつつ、山のように積まれたビール達を目の前に説明を受けているのだから、ツアーの終わりが近づくころには、建物移動だけで期待が勝手に高まるパブロフの犬状態。 
 ビアホールも無料でビールを提供してくれている所とは思えない本格的なビアホール風で、「今日は俺、後30分でフリーだから機嫌が良いんだよね~。 だから一杯サービスしちゃうヨン。 飲んでよ飲んでよ!」っていうお調子者ウェイトレスに乗せられるまま、次々に運ばれてくるビールを飲み続けていたら、気分はすっかりババリア時代へカムバック!って、ただ単に昼間っから酔っ払ったってだけだけど・・・。
 ちなみに工場内にある出荷前倉庫はアメリカン・フットボール・スタジアム4つ分の広さがあり、毎日この倉庫内に繋がっている列車で外へ全てが運び出されるのだという。 そしてその出荷先である中西部一帯の中でもシカゴは最大の消費地で、全体の6割がシカゴ向けだとか。 もちろんその消費に自分も協力していることは言うまでもありません。
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*ミラービール工場へは、ミルウォーキーのダウンタウンからI-94経由で西へ約15分の425 W. State Street。 ツアーは月曜から土曜の10:00~15:30(夏期30分、冬期1時間間隔)