シカゴ美術館で2000年前のコンテンポラリー・アーティストをの巻 その2

art-institute2.jpg シカゴ美術館については、前回の記事でも書いたように観るべき作品が多過ぎて紹介しようにもきりがありませんので、今回は自分のお気に入りのセクションを紹介しようと思う。
 まず最初にあげるとすれば、誰もが訪れるであろう印象派の大作が並ぶ2階正面階段上ってすぐのヨーロッパ絵画セクションで、ここは説明の必要もないほどの万人必見コーナー。 次にあげるとすれば、地下正面階段下ってすぐの写真セクションで、一時は映画用のフィルムを自分で巻き、撮っては自家現像していたほどの写真好きなだけに行けば必ず訪れている。 続いてあげるとすれば、1階正面入り口を奥へ進んで最初の扉を入ってすぐ左手にある古代アメリカセクションで、何度訪れても作品説明の表記が間違ってるのじゃないかと確認してしまう部屋。
 今回のブログで紹介している写真は、ペルーを中心とした古代中南米の作品群で、製作時期は約2000年前の物。 アジアの物でもヨーロッパの物でも、数千年前とは思えないような作品の数々を、遺跡を訪れた時や世界各地の博物館で観る事ができるのだが、ここにある古代中南米の作品群は、そんな頭の中にすでにある免疫力をも凌駕する斬新さ。 
 「え~っ、こんなに凄い作品が、こんな時代に!」とか、「こういう作品は、現代の技術を持ってしても再現できません」とかいう声を今までに何度聞かされただろうか? そう芸術ってそんなものなのである。 人間って核兵器で世界を何回も破壊できるほどの力を手に入れ、クローン動物を開発し、月へ人類を送り込んめるようにまでなっても、この時代に人々が情熱を賭けて作り上げた作品で「うわ~っ」となってしまうのである。 芸術は機械化された世の中で合理化を追求した物じゃあなく、感情の生き物である人間の心を動かす物であるだけに、本当の所は非常に単純で、世界の人という人が民族の壁を越えて共通に良いと思える一部の素材を編集し直しているだけなのかもしれない。 
 中国やローマの遺跡などを直に観た時は、余りのその完成レベルに圧倒されてしまい、ただただひれ伏すように感心しただけだったのだが、この部屋に納められている作品群を観た時の感想は、「あれっ、これって俺の友達の落書きじゃんかよ」なのである。 中南米という、当時においてはあらゆる主流の文化(強引!?)から遠く離れた地域にあり、また約2000年も昔という時間差がありながら、ここに描かれている絵や焼き物の姿かたちは、どうみても4コマ漫画に登場するコミカルな動物キャラや変なおじさんみたいなのである。
 まあ必見というコーナーではありませんので、時間がある人は行ってみても面白いかもしれません。
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