ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が亡くなられたという、ローマ法王庁(バチカン)の発表があった。 先月に入ってから彼の容態に対する情報が入り乱れ、TVのニュースなどでも度々この件に関する話題が取り上げられていたが、今回の発表で、次期法王の選考も含めた新たな話題が続くことになるだろう。
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(本名カロル・ボイチワ)は、1920年5月18日ポーランドの古都クラクフ近郊で生まれ、ナチス・ドイツ占領下に地下組織の神学校で哲学・神学を学んだ。 戦後司祭になり、63年クラクフ大司教、67年枢機卿を経て、78年10月急逝したヨハネ・パウロ1世の後継者として58歳で264代の法王に就任し、イタリア人以外では16世紀のオランダ出身のハドリアヌス6世以来456年ぶり、スラブ系では初の法王となった。 在位年数のはっきりしていない初代ペテロを除いて、歴代2位となる26年間余の在位中には、81年2月広島・長崎での平和宣言、東欧諸国の変革援助やイラク戦争反対、他宗教との対話など、「空飛ぶ聖座」とまで呼ばれるほどの活発な外交を繰り広げ、全世界10億人以上のカソリック信者の指導者として129カ国を訪問した。
2月1日インフルエンザによる急性喉頭炎で入院後体調が悪化し、3月13日に一旦退院するも持病のパーキンソン病の進行が徐々に体力を奪い、3月末の復活祭やそれに伴う一連の行事を78年の即位以来では初めて欠席していた。 バチカンのナバロ報道官は「聖なる父が今晩9時37分に召された。我らが愛する聖なる父、ヨハネ・パウロ2世は神の御許に戻った。祈りを捧げましょう」と声明を読み上げた。報道官はまた、法王交代の手続き変更が9年前に行われたことに言及し、「1996年2月22日にヨハネ・パウロ2世によって提出された使徒教憲にみられるすべての手続きが始まっている」と述べた。 法王死去にともなう次期法王選挙(コンクラーベ)は、15~20日後をめどに行われる見込みで、世界中に散らばる80歳未満の枢機卿約120人が義務として招集され、新法王は参加者の互選で決まる。
世界広といえども、彼ほどの影響力を持った人物はそうそういるものではない。 シカゴにもラテン系やアイリッシュ系をはじめとした多くのカソリック信者がおり、これからの世界への影響も考慮すると彼の業績の再考や、新たな法王の任命が非常に気にかかるところだ。
法王は81年5月にバチカンのサンピエトロ広場でトルコ人の男に狙撃され重傷を負った4日後に、病床から「犯人(の罪)を許す」との声明を発表している。 はたしてクリスチャンと名乗る人の中で、どれだけの人がこういった行動をとれるであろうか?
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コメント (4)
こんにちは。
NYの遊び方からこちらのブログをよく見させて頂いてます。
今回ローマ法王の記事だったので初めてコメントさせて頂きます。
自分もカソリックとして、本当に教皇さまの行動を見習わなければならないことが多いです。
今は神さまの元でゆっくりとお休みになっていることでしょう。
これからもブログ楽しみにしています!
投稿者: Yuki | 2005年04月03日 21:56
日時: 2005年04月03日 21:56
Yukiさんへ
カソリックなのですね。 自分はバプティストなので、直接的には彼の発言に宗教的な影響は受けたことはないのですが、それにしても彼の生き様は見習うところが多いです。 またひとつ時代が終わったという感じですね。
投稿者: sushi | 2005年04月05日 07:49
日時: 2005年04月05日 07:49
なかなか新しい法王が決まらないみたいですね。次はどんな人が法王になるんやろう。前任者が偉大だったので引き継ぐ人のプレッシャーは大きいでしょうね。
投稿者: ヒカル(v^-^) | 2005年04月20日 01:14
日時: 2005年04月20日 01:14
ヒカル(v^-^)さんへ
先ほどニュースでやっていましたが、ドイツのヨゼフ・ラツィンガー枢機卿団長(78)の新法王就任が決まったようですよ!
投稿者: sushi | 2005年04月20日 05:19
日時: 2005年04月20日 05:19