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奇跡の年。。。E=mc2の巻

einstein.gif アルバート・アインシュタイン(1879~1955)が、「光量子仮説」「相対性理論」「ブラウン運動の理論」の3つの論文を発表した1905年は奇跡の年と呼ばれている。 そして今年2005年は、それからちょうど100年にあたるということで、世界中で彼の業績を称えるために、2002年10月9-12日ベルリンで開催されたIUPAP(国際純正応用物理学連合)総会の採択をもとに、国連は2004年6月10日第58回国連総会決議で世界物理年(World Year of Physics:WYP2005)と位置づけている。 

 アインシュタインは、1879年南ドイツの街ウルムで父へルマンと母パウリーネの子としてユダヤ人家庭に生まれた。 1歳の時にミュンヘンへ移り、15歳の時にイタリアのミラノへ移る。 1896年にスイスのチューリッヒにあるポリテクニックに入学。 そこでミンコフスキー、マルセル・グロスマン、ミケーレ・ベッソー、ミレーバ・マリッチ等と出会う。 卒業後に仕事もままならぬ貧乏生活を2年送った後で、ベルンの特許局3級技術専門職を得る。 1903年ミレーバと結婚。 そして奇跡の年といわれる1905年3月「光の発生と変脱」、4月「分子の大きさの新しい決定法」、 5 月「熱の分子論から要求される静止液体中の懸濁粒子の運動」、 6 月「運動物体の電気力学」、9 月「物体の慣性はそのエネルギーに関係するか」と立て続けに論文を発表し、7月にはチューリッヒ大学から博士号を取得している。 1916年3月「一般相対論の基礎」を発表。 1922年ノーベル物理学賞受賞。 1933年ナチスを避けて、アメリカへ亡命。 プリンストン高等研究所で研究を続けた後の1955年4月18日死去。

 自分も住んでいたことのある南ドイツの街ウルムが生んだ20世紀を代表する人物は、17世紀のアイザック・ニュートン以来といわれる革命的な成果を発表し、彼なくしては現代の世の中は栄光ある19世紀にすぎなかっただろうとまで称えられている。 彼の業績は、どこからどこまでとは言い切れないほどに、科学の世界に限らず、20世紀以降の人間社会を変えてしまったが、そんな中には世界一有名な科学方程式E=mc2や、そこから生まれた原子爆弾などもある。 そしてタイム誌は、そんな彼を20世紀を代表する人物として選んでいる。

 「私は、神がどうやってこの世界を作ったかが知りたい。あんな現象、こんな現象、あの要素やこの要素の及ぶ範囲などには興味がない。私が知りたいのは神の考えだ。残りはすべて、些細なことでしかない」 (アルバート・アインシュタイン)

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国連宣言
2004年6月10日
第58回国連総会決議

2005年は「国際物理年」
国連総会は、物理学は自然に対する理解を高める上で重要な基礎であることを認識し、物理学とその応用は、今日における技術進歩の多くの基礎となっていることに留意し、物理学の教育は、男性にとっても女性にとっても、開発に不可欠な科学的基礎を整備する重要な道具となることを確信し、2005年は、近代物理学の礎となったアルバート・アインシュタインによる重要な科学的発見の100周年にあたることを意識し、1.国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2005年を「国際物理年」と宣言したことを歓迎する。2.ユネスコに対し、開発途上国を含めた世界中の物理学会およびその他団体と協力し、「国際物理年」を祝う活動を組織するよう促す。 3.2005年を「国際物理年」と宣言する。

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コメント (17)

楽しく読ませてもらいました。
こういうの大好き。また企画してください。
奇跡の時って、大なり小なり、誰にでもあるよね。

  ういんちるさんへ

 楽しく読んでもらってうれしいです。 
一応ドクターですので、こういう話しは大好きなのですが、今回の話も含めてあまり一般から離れないようにブログでは気をつけています。(苦笑)

tomo:

こんにちわ。以前”アメリカ人の瞬発力ってすごい”のところでコメントさせてもらいました tomo です。
”アインシュタイン”知ってるようで実は全く無知だった自分に気付かされました。
こんな記事を書く方が日本の学校で講義できる環境ができれば子供の興味って一気に加速するんだろうな~って感じてしまいました。
今、東京国立近代美術館でやってる”ゴッホ展”見に行って、やはり今回同様にゴッホの凄さはもちろん、ゴッホという人に対して無知だったことに気付きました。
天才と呼ばれる人って、華やかな人生を送ってるようで、実は一般の人よりずっとつらく壮絶な人生を送ってるんですよね。
そして以外に、自分が思ってたよりも”普通”なんですよね。
当たり前ですよね、みんな人間なんだから。
歴史は繰り返すって言いますから、100年経った今、また彼らのような人たちが現れるのかも知れませんね。
そして多分、その人たちの凄さがわかるのはずっと後の話になるんでしょうけど。
長くなってしまってすみませんでした。これからもよろしくお願いします。

  tomoさんへ

 アインシュタインって、自分が科学者であることや、彼と同じ職場で働いた経験があることもあって非常に興味があります。 科学者としてのレベルには差がありすぎる気もしますが。。。 
いろんなところで新鮮な心で感動できるtomoみたいな人は、科学者向きかも知れませんよ。

トラックバックどうもありがとうございました。シカゴで頑張ってください、またよろしく。

 ゆうすけさんへ

 こちらこそこれからもよろしくお願いします。

コメントをありがとうございました。
楽しく、拝見させていただきましたー。^^

 藤田トモカさんへ

 ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

はじめまして。TBありがとうございました。
勉強になるブログですね!
アインシュタインが南ドイツの生まれだとは、知りませんでした。
ところで気が付いたのですが、初めの(1879-1995)
って違いますよね?

  sumibooksさんへ

 コメントありがとうございます。
南ドイツのウルムという街で、ほんとうに可愛らしい所ですよ。 機会があったらぜひ訪れてみてください。 きっと気に入ってもらえると思います。

 おっとっと、(1879~1955)の間違いですね。 9と5を入力し間違えてしまったようです。(苦笑) このままでは、長寿でも有名な人物になっちゃいますもんね。。。 ご指摘ありがとうございました。

こんにちは。TBありがとうございました。
100年前はこの年は奇跡の年と呼ばれていたのですか。
恥ずかしながら、初めて知りました。
私にはなんだか敬意と親しみが込められた呼称に聞こえました。
今も尚人々を魅了するアインシュタインの魅力は100年経っても衰えることがないというのは本当に素晴らしいことですね。
素敵なブログですね。
これからも更新がんばってください。
また通わせていただきます^^

 リホリホさんへ

 これだけの偉大な発見を立て続けに発表できる人物は、これからもそうは現れないような気がします。

 これからもよろしくお願いします。

はじめまして。
TBありがとうございました。
大学時代に物理をやっていた事もあって、アインシュタインは私にとって憧れの科学者でもあります。

シカゴにいらっしゃるんですね。
ブログを拝読させて頂きましたが、興味深い内容が多く、とても楽しかったです。
また遊びにきます。

  chocolatさんへ

 アインシュタインは科学者じゃなくとも知っているのが、並みの科学者ではない証ですよね。
自分などは物理などさっぱり理解不可能な頭脳な為に、分子生物学を専攻しました。

これからもよろしくお願いします。

 はじめまして、私もアインシュタインに興味を持つひとりです。 彼は天才物理学者というだけではなく、その言動も注目されていましたね~、人間的にはかなりユニークだったようです(笑)
 私もブログでアインシュタインについてふれました、よかったら遊びにいらして下さいね~、ではまた!
 (TBさせて頂きました~)

  ルーシーさんへ

 アインシュタインの記事読ませていただきました。
しかし毎回面白い記事をよく調べて書かれていますねえ。
またお邪魔させていただきます。

まーしー:

アインシュタイン大好き

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2005年04月06日 14:48に投稿されたエントリーのページです。

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