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アメリカンな卒業式の巻

grad.jpg アメリカの大学生にとって卒業式というのは、日本に比べてもずっと大事な儀式である。 というのも基本的にこの国では、実力社会といわれているだけあって、大学を卒業するという努力に対する世間的な評価も高く、また国民の貧富の差の激しさから誰でもが大学へ行けるような状態ではないというような背景もある。 それだけに学生のほうも親が裕福でない限りは、自分で稼ぎながらとか、途中で休学して一旦稼いでから復学したりという人たちが多く、卒業にかける意思と、それを人生への投資とみなしている点で、卒業式というものへの思い入れも強いのであろう。
 そういうわけで有名校の学生なんかだと、卒業式に前後してグラデュエーションパーティと称するドンちゃん騒ぎが行われ、その騒ぎっぷりといったらまさにアメリカンな豪快さである。 アメリカでは騒ぐときも騒げる奴でないと、優秀な人材とは言わないのだとばかりのお馬鹿っぷりなのだ。 もちろんそういう場では、自分のような普段はお馬鹿な人間でも、やっぱりこいつ等にはかなわんななどと実感さされてしまう。 
 ちなみに卒業後の平均収入は、高卒、大学卒、大学院卒ではっきりと区別され、その激しさといったらアメリカンドリームだから学歴なんて関係ないよなんて思っている日本の人たちからは信じられないほどだ。 こういった階級制度とも言うべきランク付けが、歴然となされているところがアメリカの競争社会の恐ろしいところだったりする。 これは学歴ということだけではないのはもちろんで、金のある人、磨かれた才能のある人、有名家系の人と、それらでない人ではもうびっくりするほどの生活地域や通う店の差がある。
 こういった恐ろしい面もあるのがアメリカだが、逆に言うとそれらをクリアする努力をしたものには、努力に答えるだけの報酬が待っているというわけなのだ。 日本と違ってある意味、弱肉強食が行き渡った競争社会だが、自分などからすれば何をやったらよいのかわからない人たちや、学力低下を嘆きながら、せっかく能力を身に着けても、それを活かす場がない日本の子供たちも、またそれはそれで可哀想だななどと思ってしまうのである。
 まあそんなこんなで、日本の湿っぽいお別れの雰囲気ぷんぷんな卒業式ではなく、アメリカの元気満々これからの戦いに旅立つ戦士達のような卒業式の雰囲気は大好きである。
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