ファイアーデパートメントはシカゴの英雄の巻

firedepartment.jpg シカゴは世界に名だたる超高層摩天楼の街である。 それだけに火事になった時の対策として、ファイアーデパートメントの充実には力を入れており、そのレベルの高さから世界中から消防隊員がシカゴへ研修に訪れるほどである。
 シカゴがファイアーデパートメントの充実に力を入れているのは、超高層ビルでの火災は大惨事になりかねないからという理由の他にも、この街の成り立ち自体とも深く関係している。 シカゴが摩天楼発祥の地、アメリカ型超高層ビル都市のモデルと呼ばれるようになったのは、1871年 10月8日にダウンタウンのウェストサイドで発生した大火災後の復興に端を発している。
 この大火災は2日間で、10万人以上の市民の家を奪い、300人以上が命を落とし、7.5平方キロメートルもの地域が焼け野原と化し、2億ドルもの被害総額を出すという、シカゴ史に残る大惨事となった。 この当時市内で原型を留めた建築物は、現在も観光客が忙しく闊歩するミシガンアベニューに残るウォータータワーだけであったということだ。
 ちなみにこの大火災の原因は、ある農場の牛がカンテラを足で蹴倒したことによると言い伝えられている。 ところが先日、物理学者Robert Woodによる面白い新説が提唱された。 その説とはPlanetary Defense: Protecting Earth from Asteroidsで発表された、「ビエラ彗星から分離した破片の軌道が、1871年に地球と重なっていた可能性があり、シカゴ大火災の原因となった可能性があると言う」もの。 つまり宇宙からやって来た彗星の破片が、シカゴを焼き尽くす大火災の原因となったというのである。 まあどちらが真実なのか、あるいは別な理由があるのか、詳細は今となっては知る由もないが、とにかく現在のシカゴが誇る建築物は、この大火災を気に誕生したのである。
 そういうわけでシカゴは大火災から再生した街の名に恥じないだけの、歴史から学んだ教訓を胸に刻み世界に誇るファイアーデパートメントを抱えているのである。 またその組織を支えるシカゴ・ファイアーファイターズの生き様については、映画バックドラフトを観ていただければ、さらに良くわかっていただけると思う。
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