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シカゴ先物取引所の巻

board-trade.jpg シカゴ筋と呼ばれるグループがある。 経済紙やニュースを見ていると、時々この言葉を目にしたことがないだろうか? そのシカゴ筋と呼ばれる元となったといえるのが、この1848年創設のシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)である。
 アルミニウムで出来たJohn Storrs作の、約10m大の収穫の女神ケレスが輝く、アールデコのCBOTビルは、シカゴを代表する顔としてもよく知られ、最近では映画バットマン・ビギンズの中で、幾度となく登場するウェイン社のメインビルディングとして画面に顔を出していた。
 アメリカのほぼ中央に位置するという地理的な要因や、近郊に広がる中西部の大地が世界で最も生産力のある穀倉地帯であったという理由から、シカゴではアメリカ随一の農産物市場が成熟する。 そしてその発展系として1848年CBOTが創設されると、この取引を投機目的に利用して莫大な資産を形成する人物まで登場しだす。 
 やがてこの初期型取引から、1865年には取引の標準化が決定され、1997年には約92,000フィートスクエアーという巨大な取引所へと拡大し、現在ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に総取引額では全米一の座譲っているものの、未だ世界を代表する取引所として発展し続けている。 また上述した商品先物とは別に、デリバティブと呼ばれる金融派生商品の先物も発達し、ここから常に市場関係者を賑わすシカゴ筋という投機筋が成長していくことにもなる。
 シカゴのダウンタウンは、一直線に伸びるストリートが東西南北に走っており、このCBOTビルディングも、ラッセル・ストリートに立てば遥か彼方からでも、その雄姿を眺めることが出来る。
 
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