本場風アジアンレストランの巻

cozy-noodles-rice.jpg カブスファンの多いアディソン駅近辺から、少し南へ下ったところにあるこのタイ料理の店は、なんともいえないアジアン的なデコレーションが特徴の、若者に人気のスポットである。
 アメリカなんかでよくあるタイプのアジア系の店としては、大別すると2種類ある。 それは、いかにもアジアンですよ、オリエンタルなのですよとばかりに、中国もインドネシアも日本もごっちゃ混ぜにして、な~んにもアジアのことを知らない一般アメリカ人の東洋イメージ像を満足させるタイプの店と、現地で暮らすアジア人向けの、そっけない安さとボリュームで勝負の、新鮮なネタとアメリカ人には適さない強烈な現地的風味を漂わす、ちょっと衛生的に問題ありなんじゃあないのタイプの店である。
 じゃあ今回紹介しているコージー・ヌードル・アンド・ライスは、そのどちらのタイプなんだよということなのであるが、実はそのどちらでもなかったりする。 まあ強いて言うならば、上記の一般的な2種には属さない、アメリカではほとんど見かけない特殊タイプである。 ただだからといって、じゃあエセ的なものなのかというとそうでもなくって、実はこれはかなり現地的な店だったりするのである。
 どういうことかというと、先にあげた安さとボリュームで勝負の店が、屋台のおでんや、讃岐うどん屋だったりするとすれば、こちらはちょっとインテリアに凝った居酒屋といった感じとでも表現すればよいのだろうか。 もちろん現地、つまりこの場合はタイ本国でも、小汚くって一杯が20円とか50円のラーメンというような店もあれば、若者が通う奇抜なインテリアの店もたくさんあるのである。
 そしてこのタイプの店については、意外なことにアメリカではまだまだ少ない。 例えばこの店の場合、出される料理はあくまで高級というわけではなくて、手ごろな値段の居酒屋的な若者向けメニュー、そして日本製の昔懐かしい超合金性のロボットや、アメリカの古いブリキのおもちゃなどが、所狭しと並べられ、さらにはこれまたアジア各国でよく見られる、マリリンモンローやエルビス・プレスリーをわけもなく設置してみたりする現象などなど、ゴチャゴチャ感と、なんでもあり感が、いかにも本場アジアでよく見かけるタイプの店だったりするのだ。
 イカニモ的な東洋の神秘レストランや、小汚い現地労働者向け食堂以外にも、こういう店が現れだしたということは、アメリカでのアジア人の経済的、社会的地位が徐々に向上しだしているということを示しているのかもしれない。
 いつも応援ありがとう。banner_03.gif
Cozy Noodles and Rice
3456 N. Sheffield Ave.
773-327-0100
Hours: 11 a.m.-10 p.m., Sunday through Thursday; 11 a.m.-10:30 p.m. Friday and Saturday
$:10ドル前後

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