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2005年10月 アーカイブ

2005年10月06日

大衆向けイタリアンの巻

pompei.jpg シカゴのリトルイタリーは、なんだかちょっと寂れつつあるという記事を以前に書いたことがあるが、そんな街にもリトルとはいえ、イタリーという名がついているだけあって、もちろん数件のイタリアングロッサリーストアーや、イタリアンレストランは存在する。

 そんなちょっと寂れたリトルイタリーの中にある、誰もが気軽に入れる半ばファストフード、でもちゃんと席について食べれるんだよ的な、大衆食堂風イタリアンレストランが1909年開店のこのポンペイだ。 もちろん味に高級イタリアレストランで出されるようなクオリティを求めては駄目だが、一皿あたりの値段が3~7ドルという、安くてボリュームたっぷりフードとしてはチャイニーズと双璧をなすイタリアンということを念頭に置いても、かなり安いということもあって、いつ行っても店内は大勢の客で賑わっている。 もちろん一皿15ドルくらいの品もあるのだが、こういう店では気軽な品を頼むのが良いというもの。

 この値段と店内のインテリアを考えると、味のことはさておいても、まあ満足に達するものだということで私はアメリカ人の友人と一緒に何度か訪れている。 ただし何度も繰り返すが、味のほうは特にこれといったものではないので、日本から訪れた友人などを連れて行くような店ではないのだが、普段着の店が好きな人にはよいのではないのだろうか?

 それにしてもこのリトルイタリー、かなり小奇麗で、再開発も進んでいるのだが、陽気なイタリアンの多くが郊外へ移り住んでしまっているためか、どこかしら物悲しさが漂っているんである。

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*Pompei Bakery
1531 W. Taylor St.
312-421-5179
Fax: 312-421-8060
Hours: 9 a.m.-10 p.m. Monday through Saturday; 10 a.m.-9 p.m. Sunday
$:5~10ドル

2005年10月07日

思い出の小道、フルトン・ストリートの巻

fllerton.jpg シカゴにはフルトン・ストリートという通りがある。 ただフルトン・ストリートとはいっても、かなり東西に長く走っている道だし、特にどうということない通りなだけに、だからどうしたのだと聞かれればまあね・・・ということになるのだが、個人的には大変思い入れがある通りなのだ。 

 じゃあどういう風に思い入れがあるのかというと、それは1年という間だけれども、毎日のように見慣れた景色として別に意識もせずに歩いた通り。 特に自分の住んでいたクラーク・ストリートとの交差点近くから、デュポール大すぐ隣のCTAフルトン駅までは、本当に何度歩いたり走ったりしたか自分でも覚えていないくらいだ。

 最近、住み慣れたリンカーンパークを離れてみて気が付いたのは、ああそういえばあのフルトン・ストリートという通りは、なんだかよかったなあということ。 今住んでいるところからでも、バスかCTAに乗れば10分とか、20分で着く場所には違いないのだが、やっぱり部屋を出てすぐだった頃とはまったく違う遠い世界になってしまった気がする。

 正真正銘の引越し魔で、ここ数年でも日本→アメリカ→日本→アメリカ→日本→ドイツ→日本→アメリカ→日本→アメリカ→東南アジア→アメリカと、まるでジプシーのように世界中を引越ししまくった自分でも、ああいう通りというのは日本やドイツならともかく、アメリカではまだリッチモンドのモニュメント・ストリートと、このシカゴのフルトン・ストリートしかない。

 なんてことのない通りなんだけれども、やっぱりいろいろと思い出のつまった小道。 それがこのフルトン・ストリートだ。

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2005年10月09日

イジワルなレストランの巻

ed-debevics.jpg 食の都シカゴにあって、名のあるレストランは数あれど、このエド・デベビクスほど異彩を放っているところも少ないんではないのだろうか? 

 店内の装飾は、50~70年代のアメリカの古き良き思い出の時代風。 それにあわせてウェイターのユニホームや音楽も、いかにもな感じに統一されている。 イメージとしては、タランティーノの映画パルプフィクションの中で、ユマ・サーマンとジョン・トラボルタが食事の後でダンスをする、あのレストランみたいな感じだと思ってもらえばよい。 

 とまあそこまでは別によいのだが、このレストランの面白いところは、そのオールディーズ風な格好をしたウェイターが、もうめちゃくちゃにイジワルな対応で客に接してくることなんである。 例えば、注文を取りに来ている途中で鼻歌を歌いだしたり、ナプキンをポイポイとテーブルの上に無造作に投げつけたり、水を飲み物に頼むとチップをケチろうって魂胆なの?って聞かれたりともう散々。 しかも食事中に突然DJが大声を張り上げたかと思うと、ウェイターがバーのカウンターに駆け上がって、そこでなんとも摩訶不思議なナゲヤリダンスを踊り始めたりするのだ。 

 そんなちょっと変わったレストランだが、味も値段もまあいたって普通といったところ。 ただし、他にくらべてウェイターががんばっている分、チップの方は多少を多めに出してあげた方がよいだろう。 そうでもしないと、また彼らに何か厭味のひとつでも言われかねないしね。

 普通のレストランで食事するよりは、ちょっと個性のあるところでと考えている方はぜひ行ってみて欲しい。

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Ed Debevic's
640 N. Wells St.
312-664-1707
Fax: 312-664-7444

Hours: 11 a.m. - 9 p.m., Monday through Thursday; 11 a.m. - 11 p.m., Friday and Saturday; 11 a.m. - 10 p.m., Sunday
Breakfast: 9-11 a.m., Saturday and Sunday
$:10~20ドル

2005年10月10日

穴場な公園ピントンの巻

pingtom.jpg シカゴのチャイナタウンは、ニューヨークやサンフランシスコと比べると、明らかに規模もバラエティーも劣る。 まあ中西部という土地柄からいってある意味しかたないのだが、それでもそれなりに興味深い街を作り上げている辺りはさすがチャイニーズといったところ。

 元々はサウスループ辺りにあったというシカゴのチャイナタウンだが、今ではダウンタウンの外れというか、もうダウンタウンとは呼べるか呼べないかというエッジまで南へ移動している。 そんなチャイナタウンだが、いかにもチャイナタウンらしいあのちょっと鼻につく臭いと、ごちゃごちゃ感のある通りは、現チャイナタウンの南に位置し、その北側にちょっと新しいアメリカによくあるモールっぽいニューチャイナタウンが出現している。
 
 そしてそのモールっぽいニューチャイナタウンのさらに北に、チャイニーズが住民のほとんどである新しいピントン住宅街がある。 その住宅街は新しいだけあって、世界中どこへ行っても賑やかで、ちょっと不清潔感の漂うあのチャイニーズ独特な感じではなく、整然としたアメリカ郊外の中流家庭風な風景にまとまっている。 

 そしてその住宅街のさらに北へ行くと、1991年開園のこじんまりとした可愛いピントン公園がある。 特に何があるというわけではないのだが、シカゴリバーに架かる195フィートの吊り上げ橋を背景にゆっくりと流れていく川面を眺めていると、シカゴのダウンタウンにいることを忘れさせてくれるような静かで落ち着ける場所だ。 

 しかしまだまだシカゴアンにすら、このいい感じの公園の存在は知られていないようで、アメリカでは人気番組の、世界中を旅して周り優勝者には1億円プレゼントという、アメージングレースの最終到着地としても選ばれていた。 ちなみに番組中では、出演者がこのピントン公園のことを、タクシードライバーや市警に尋ねるのだが、みんながみんな返答に詰まるというありさまだった。

 ニューチャイナタウンといい、ピントン公園といい、またチャイナタウンは少しずつ北上を開始したのかもしれない。

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PING TOM MEMORIAL PARK
300 W. 19th Street

2005年10月15日

オリジナル・パンケーキハウスの巻

pancake-house.jpg 高級住宅地ゴールドコーストにある人気のパンケーキハウス。 以前にこのブログで、落ち着いたシカゴの雰囲気を味わいたければこの地域へどうぞと紹介したことがあるが、そのゴールドコーストにある数多くのレストランの中でも、朝から行列のできる店として有名なのがこのオリジナルパンケーキハウスだ。

 外観はいたってノーマルというか、特に目立つ風でもないごく普通のダイナー調の店構えなのだが、日曜の朝などは8時ころからすでに長蛇の列が出来るのが恒例となっている。 ただ店の面構えがごくノーマルなのはよいとしても、これだけの人気店でありながら、店の入り口は昔ながらに狭い通路を持ったまんま。 

 そういうわけで店内に入ってからは、待ち時間の通路といい、テーブルの配置具合といい結構キツキツなイメージ。 しかもこの狭い通路で待っている時には、ときどき後ろに並んでいたはずの人がひょいひょいと順番を無視して店内に消えて行ってしまったりもする。 

 そうこの店では狭い店内を効率的にまわすために、1人や2人でやって来た客を4人組なんかで連れ立ってきているグループを差し置いて、先に店内へ招きいれてしまうのだ。 まあそれはそれでよいのだが、この狭い通路をでっ○りシカゴアンに密着間たっぷりに追い越されていくのは、長い間外で立たされた身には、ちょっと「なんだコノヤロー」的な思いをはせらせる原因になったりもする。

 そういうわけでこの店を訪れる時には、イライラせずともよいように、まだ朝起きて頭がボーッとしている間か、2人で来るのが最高だ。 まあそうはいっても、ここの店の自慢のパンケーキは、ふんわり、しっとりとおいしいのだけれども、そこはそこきちんとアメリカンサイズなので、それを楽しくわいわいシェアしたい人には、待ち時間を気にしなくてもよいようなおしゃべり立ち待ちパートナーを上手く選択してくるとよいだろう。

  
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The Original Pancake House
22. E. Bellevue Pl.
312-642-7917

Hours: 7 a.m.-3 p.m., Monday through Friday; 7 a.m.-5 p.m., Saturday and Sunday
$:10~20ドル

2005年10月26日

ラテンの薫りピルセンの巻

pilsen.jpg シカゴはアメリカで最も人種や文化による住み分けがはっきりした街だといわれ、これまでにも当ブログで様々な通称ネイバーフッドと呼ばれるコミュニティーを紹介してきたが、今回はシカゴダウンタウンの南西にあるメキシカンタウンのピルセンを紹介したい。

 ピルセンはダウンタウンの中心部からでも、バスや地下鉄で約15~20分程度と距離的にはまだまだダウンタウンと呼べる地理的場所に位置するのだが、一歩街へ足を踏み入れた時に周りに広がる景色の変わりようといったら、ディズニーランドでシンデレラ城からジャングルクルーズへ移った時なみである。

 小さな店舗や家々の彩りはどう考えても寒さの厳しいシカゴの中では異色を放つ、ビビッドな原色たっぷりのハイコントラストなペイント。 さらにはマンホールや壁画なども、マヤやインカの伝統を思わせるデザインが散りばめられている。 

 そこで交わされる言葉は、英語が1割とすればスパニッシュが9割といったところか? また人々の笑顔も人懐っこく、シカゴのダウンタウンで「知らない人に話しかけられても、相手したらいけません!」なんて口煩く説教され続けた子供達とは違って、まるで東南アジアを周っていた時を思い出させるような屈託の無い笑顔と、無邪気さと、いたずらしん旺盛なガキンチョがいっぱい。

 こんな街で、スーツに身を固めた時間に追われる人々の流れから、ほっと一息つくのも面白いかもしれない。

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2005年10月29日

ピンクと茶色のethels-chocoの巻

ethels.jpg 甘いものが大好きなシカゴアンは、当然のことながらチョコレートも大好き。 そういうわけでシカゴの街にはいたるところにチョコレート屋さんがあるのだが、そんななかでもノースサイドのアーミテージやミシガンアベニューのノードストローム内など、シカゴでも最もヒップな場所へ最近になって数店舗一気にオープンしているエスルズ・チョコを今回は紹介したい。

 店内のイメージは明るく清潔で、茶色とピンクを基調にインテリアはまとめられている。 またチョコレートもよくあるタイプの丸や四角いのから、チョコの上にカラーチョコで絵が描かれているものまで様々。 それほど高級感のある見た目ではないのだが、可愛い感じが受けていつも店内は賑わっている。 値段の方は普通のチョコよりもちょっと高めで、一口サイズの親指の頭サイズが12個で14ドルとかいう具合。

 またチョコレートの販売だけではなく、店内にはホットチョコレートやモカなどのチョコレート系ドリンクが飲めるカウチも置いてあり、そこへ座って備え付けのチョコレート写真集などを眺めながら、チョコレートな午後を過ごすことが出来るようになっている。

 超高級チョコレート店とまではいわずとも、それなりに値の張るこのチョコレートショップだが、なんと親会社はあのストリートで子供達が道行く人に1ドルで買ってちょ~だいと声をかけてくるM&M。 もちろんチープで普段着なイメージを出さないためにも、店内にはM&Mという言葉が一切ないということは言うまでもないのだが・・・。

 まあ味の方はそこそこといったところで、値段のことを考えるとそれほどお勧めともいえないのだが、アメリカらしいプラスティックな外観のチョコレートをお土産にしたい人にはよいかもしれない。

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Ethel's Chocolate Lounge
819 W. Armitage Ave.
773-281-0029
Hours: 11 a.m.-10 p.m. Sunday-Thursday; 11 a.m.-midnight Friday-Saturday
$:5ドル以下

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