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ジーン・シスコ・フィルムセンターで映画をの巻

genesiskel.jpg シカゴのダウンタウン、ループのど真ん中にジーン・シスコという映画館がある。 普通の映画館とはちょっと違ってこじんまりとした雰囲気と、アート系や、海外フィルムの上映が多いのが特徴である。 

 場所的にはダウンタウンでも最高の場所に位置しているのだが、そのシンプルな外観から、知らない人はここが映画館であるということすら気付かずに通り過ぎるであろうと思われるほどのあっさりさ。 一応、ここが映画館だよということを示す看板もあるにはあるのだが、通常アメリカにある映画館の看板が、ネオンサインや強烈な色彩であることを考えると、このあっさりさはなんとも潔い。

 じゃあ、そんな映画館のことだから客席もガラガラなんじゃあないの?というところだが、実はどっこい結構いろんな年齢層の観客が通ってくる人気シアターなのだ。 しかも上映する内容が、素晴らしくこれも観たいなあ、いやああれも観たいなあという気にさせるプログラムが満載。 つい先日も小津安二郎作品が、シリーズで連日公開されていた。 

 シカゴでこんな映画を観る人がいるのだろうか?なんて私も初めは思ったが、会員になっちゃって観に来る人も多く、シカゴで知り合ったアメリカ人男性に、あの映画は観たか?じゃああの映画は?なんて逆に質問攻めにあってしまったことまで・・・。

 ただ欠点は、ハリウッド系の商業主義映画満載シアターではないだけに、スクリーンと客席のシートがまるで講演会の会場のような貧弱かつあっけなさ。 まあそれも一理あって、実はこのビルディング自体が、シカゴ美術館があることで知られる、アートインスティチュート・オブ・シカゴの学生寮だったりするのだ。

 しかしこんなに街のど真ん中で暮らす学生生活ってどんなものなのだろう?

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コメント (4)

ハリウッド映画だけではなく、小津作品が上演されているなんて!
さすが国際都市。
いろんな意味で、アメリカの歴史を背負って立つシカゴは、何事にも懐深い文化の薫り高きタウンなのですね。

そういえば、小津映画をはじめて見たのはパリでした。
ひっそり、って感じで上映してましたけど
結構はいってましたね。
笠智衆さんの顔が、なんか身内に会ったみたいに
懐かしかったです。

エセ男爵さんへ

 う~ん、シカゴはニューヨークやLAに比べると、正直なところかなり白人よりの文化ですね。
もちろんジャズやブルースもありますが、基本的には日本人が想像する人種の坩堝的なイメージとはちょっと違う点もあります。
まあそれがシカゴのシカゴらしいところだと思っていますけど。

  artshoreさんへ

 小津作品はヨーロッパで評価が高いですよね。
ヴェンダースなんかも墓参りに日本へ来たほどの影響を受けたといいますし。
私の感じた限りではアメリカでは、黒澤の方が圧倒的にメジャーな感じです。
 
 あっ、もちろん最近ではアニメの方が影響力強いですけどね。(笑)

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2005年12月23日 15:28に投稿されたエントリーのページです。

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