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バーンホフよさようならの巻

berghoff1.jpg バーンホフというドイツ料理レストランがシカゴ・ダウンタウンの中心部ループにある。 マーシャルフィールドのウォルナットルームを紹介したからには、こちらも紹介しておかなければというほどのシカゴの老舗レストランだ。

berghoff2.jpg 1898年オープンで107年の歴史を誇る4代に渡る家族経営のこのレストランは、シカゴに約6,000もあるといわれるレストランの中で、たった9つだけ現在も残っているユニオンを持つレストランとしても知られている。 日本にいるとこのユニオンというもののパワーが実感として伝わりにくいかも知れないが、ここアメリカではこのユニオンに属しているかどうかということは天と地、月とスッポンほどに違いがあることなのだ。 ちなみに現在はシカゴに9つのレストランしかユニオンは残っていないといったが、半世紀前までは約50も存在していたといわれている。 またシカゴといえばアル・カポネという人も多いだろうが、彼が大いに勢力を伸ばしたあの禁酒法時代が明けて、リカーライセンスが一番最初に発行された店でもある。

berghoff3.jpg その歴史あるバーンホフ・レストランであるが、オーナー夫妻のHermanとJanが引退するのを機に、娘のCarlynが経営するArtistic Eventsというケータリングビジネスにビルディングを提供してしまうことになった。 この理由としてはドイツ料理の人気が振るわなくなってきたとか、ユニオンのおかげで給料が上がりすぎて経営を圧迫したとかいろいろ推測されているが、真相はなぞのままである。 まあどちらにせよ結果としてこの歴史あるシカゴのレストランは、残念ながら2/28/06に店を閉めてしまうということである。

berghoff4.jpg そういえばいつか奥さんのおばあさんからも、子供の頃にシンフォニーやオペラへ行く前に、ここで自慢のポット・ローストやマッシュドポテト、クリームド・スピナッチを食べたという話しを聞かされたことがある。 オーク壁にステンドグラスの窓、淡い黄色のライトで照らされた高い天井の275席のレストランは、黒いタキシードに蝶ネクタイと白いエプロン姿のベテランウェイターと共に姿を消してしまうが、このホール自体は今後もプライベートイベント用に開放されるという。 また地下にあるカフェと、隣り合わせた地ビールがおいしいバーンホフ・バーは、これからも営業を続けていくとのこと。 

 これでまたシカゴの老舗レストランの火が消えていくことになるが、あのおいしいバーンホフ・ビールがこれからも飲めるだけでもよしとしなければならないのかもしれない。

伝統ある店が消えていくのは悲しいという人はクリックお願いします。banner_03.gif


The Berghoff Restaurant
17 W. Adams St.
312-427-3170
Fax: 312-427-6549

Hours: 11 a.m.-9 p.m. Monday through Thursday; 11 a.m.-9:30 p.m. Friday; 11:30 a.m.-10 p.m. Saturday; closed Sunday and holidays
$20~30ドル

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コメント (2)

chiee:

残念!ちょうど2年前に行きました。ずっと前から行ってみたくてわくわくしてたらビール・料理+雰囲気もすごくよくて。写真のウインナーセット(?)とビーフカツレツを頼みました。

 chieeさんへ

 そうなんですよ、この店は本当に古き良きシカゴの雰囲気を残していましたよね。
無くなってしまったのは本当に残念・・・。

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2006年02月21日 13:18に投稿されたエントリーのページです。

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