半世紀前の元祖スーパーサイズミーの巻

white-castle.jpg シカゴの郊外、特にサウスサイドへ行くとよく見かけるハンバーガー・チェーンにホワイトキャッスルという店がある。 この店はマクドナルド発祥の地がシカゴであるということから、他の地域に比べてバーガーキングやウェンディーズさえ影を潜めている中で、未だに根強いファン層を持って支持されている。
 じゃあなんでこの店はそんなに根強い人気を誇っているのか? その理由には知る人ぞ知るファストフード・バーガーの元祖としての歴史と伝統があるのだ。 
 1904年にセントルイスワールドフェアでアメリカでの知名度を獲得したハンバーガーではあったが、このフードが知られだした初期には「アイリッシュの食べ物:つまり貧乏人のフード」と呼ばれて敬遠される存在であった。
 そこにこのハンバーガーの歴史を変える男が登場する。 その名はEdgar Waldo “Billy” Ingram 、彼はパン職人のJ. Walter Andersonを共同経営者として誘い、クリーンで安全という意味のホワイトとキャッスルをトレードマークに、ホワイトキャッスル・ハンバーガーをオープンする。
 でもって本当にこのホワイトキャッスルのハンバーガーは、本当にクリーンで安全であったのか? それを立証するためにオーナーは、最近話題になったドキュメンタリー映画「スパーサイズ・ミー」のオリジナル版ともいえる究極の実験に打って出る。 その実験とはミシガン大学の協力を得て、13週間に渡ってホワイトキャッスルのハンバーガーと水だけを学生に与え、その後の体調の変化を調べるという荒業であった。 映画「スーパーサイズ・ミー」ですら1ヶ月である、ところがこの実験はなんと3ヶ月以上のまさに究極的ウルトラサイズ・ミーである。
 その実験によって安全性が確保された(とされる・・・)ホワイトキャッスルは、クーポンを発行し、調理師が紙の帽子を被った初めてのファストフードチェーンとして着々と勢力を拡大し、マクドナルドが営業を開始した1957年には、すでにビリオン個(1000000000個 )のハンバーガー販売を記録した初のハンバーガーチェーンとなる。
 決して融資を受けることなく、利益から得た資金だけを元手に、年に20店舗というゆっくりとではあるが着実な成長を続ける、未だに創始者の孫が率いる家族経営のこのハンバーガー・チェーンは、今日でもまだ営業開始時のクリーン&セーフのイメージを守るために、キッチンの中が客からもガラス張りの壁を通して見える方式で営業を続けている。
 たまねぎがたっぷり入ったハンバーガーと、しっとりとスチームされたパンは、ファンの間ではスライダーと呼ばれて愛され続けている。 日本人でも3~5個は一気に食べられそうな一口サイズのスライダーを、中西部を訪れた際にはぜひ試してみるべし!
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White Castle
2134 S Wabash Ave
Chicago, IL 60616-1711
(312) 949-0717
$5ドル前後

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2 Comments

  1. 返信
    H.O 08/03/2006

    自称バーガーキングの僕としては、このバーガー今すぐ食べてみたいです!(^^v

  2. 返信
    sushi 09/03/2006

      H.Oさんへ
     ここのバーガーは、なんだかちょっとネッチョリとでも表現すればよいのか、かなり他とは違った食感があります。
    ぜひ中西部へ来られる機会があれば試してください。

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