バッファロー・ステーキをの巻

yellowstone016.jpg ウォールドラッグで人生初のバッファローミートを味わったものの、そのバッファロー・バーガーはなんだかパサパサして味気なく、あまりおいしいとも呼べる代物ではなかったのだが、たった一度の試食だけでバッファローのテーストを決めるのはあまりにバッファローに失礼だということで、ここダークホース・ステーキハウスで再度トライしてみることにした。
 マウントラッシュモアに集まる観光客が集う、ブラックヒルズ国立森林公園に位置する宿場町のカスターにあるこのログハウス調の店は、田舎の雰囲気を覆すような活気に溢れた明るい店であった。 というのも土地柄からここの客層が地元の人々ではなく、観光客メインであるというのはもちろんのこと、ウェイターまでが地元民ではなくて、国際色溢れるメンバーであったからだ。
 なんだか「サウスダコタなんていう田舎州でありながら、このインターナショナルぶりはどういうことなのだ?」と最初こそ不思議に思ったのだが、奥さんに尋ねてみるとどうやら人手の足りないこの地域では、夏の稼ぎ時に海外からの出稼ぎインターンを雇うことが多く、そういうわけで学生をメインとした若者が世界中から集まってくるのだという。
 どうりで我々のウェイターも、ちょっとあやふやな英語を話していたわけだ。 彼に尋ねたわけではないのだが、胸に着けていたネームタグからするあたりおそらくベネルクス系であることは予想できた。 このインターンが最初で最後のアメリカという人もいるかもしれないが、そうだとしたらアメリカの超マイナーで自然一杯の部分だけを楽しんで帰る人というわけで、「西海岸や東海岸で滞在経験を持つ人とは、同じ国とはいえアメリカについての話しでかなり食い違いもでるだろうなあ・・・」、なんて可笑しくなってしまった。
 さて肝心のバッファロー・ステーキであるが、同じバッファローでもこうもテーストが違うのかというくらいに、ランチで食べたバッファロー・バーガーとは似ても似つかぬ味をしていた。 ウォール・ドラッグのバッファロー・バーガーがパサパサで、「ここへもう一度来ることがあってもこのバーガを頼むことは二度とないな」というくらいにおいしくもなんともないものであったのに比べて、ここのバッファロー・ステーキは、柔らかくてジューシー、そして今までに味わったことのないタイプのフレーバーに満ちた旨い肉であった。
 とにかく管理法や調理法、そしてバッファローの家畜配合度などいろんな理由があるのであろうが、とにかくここのバッファローは旨かった。 未知の味覚をした肉であっただけに、これをどう表現してよいのかわからないが、とにかくビーフ・ステーキとはくっきりと違うテーストをしていて、どちらかというとレバーのような食感に野性味溢れるフレーバーが閉じ込められた極柔ステーキとでもいえばよいのかもしれない。 そしてそれだけの柔らかさを持つ肉でありながら、脂身はビーフに比べても極端に少なかった。
 このおいしいバッファロー・ステーキとカスター・ローカルの地ビールを楽しみながら、昼間に出会ったプレーリードッグやマウンテンゴートのことを思い出して、日常から離れてやっと旅のペースをつかみ始めてきたことを実感した。
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Dark Horse Steak and Brew
140 Mount Rushmore Rd
Custer, South Dakota 57730
(605) 673-3833

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