デビルズタワーと熊の関係の巻

yellowstone026.jpg 遠くから見ると天に向かってひょっこりと突き出たステージのようなデビルスタワーだったが、近くに来て見上げてみると思っていた以上にゴツゴツとした感じで、さらにその奇妙さを浮き立たせていた。
 しかもこのゴツゴツ、ただ単に岩がむき出してゴツゴツしているというのではなくって、デビルズタワーが天に向かって大地から突き出しているのを支えるように、地表から頂上まで一直線の岩の柱のような物が束になってタワーを造っているような形状になっているのだ。 この岩の柱が寄り添いあうような形状の面白さから、このデビルズタワーにはキオワ族に伝わる興味深い話しがある。
 その話しとは、「ある日、野原に出ていた兄弟姉妹の中の弟が突然熊になってしまい、7人の姉妹達に襲い掛かろうとした。 そこで姉妹達は、この難を逃れるために天に向かって祈りを捧げたのだが、その願いが通じたのか、彼女達の逃げ込んだ小石は天へ向かってスーッと伸びていき小高い丘になった。 しかし熊になった弟は、さらに彼女達を追い詰めようとして必死に丘の壁面を爪を立てながら登頂を試みたので、この丘の壁は熊が爪で引っ掻いたような縦の筋が入った。 こうして壁面に筋のあるデビルズタワーを残して、7人の姉妹達は天に昇り、プレアディスの星になった。」というもの。
 なんともインディアンの人達らしい、想像力溢れる魅力的なストーリーであるが、それに対して地質学者が推測しているストーリーは、約6,000万年前に地下で爆発したマグマが地表近くまで急速押し上げられた後に冷えて固まり、その後さらに数百万年の間に渡る地表の侵食によって、そのマグマの冷えた塊がこのタワーになったというもの。
 まあそのどちらの説をとるかは人それぞれだが、そんなことはお構い無しだよといわんばかりにデビルズタワーの周りを気持ちよさそうに鷲が舞っていた。
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