丸太を組んだ山小屋風のルーズベルト・ロッジは、この地にアウトドア派として知られるルーズベルト大統領がキャンプを張ったところということから名付けられた。
よく見つめると、丸太の隙間から外の空の光が漏れているのが、店内からも見つけることができるような素朴な造りのこのロッジだが、こういう雰囲気がこれまた近代的なホテルとは違った、イエローストーンらしい心地良さを与えてくれた。
そして肝心のランチの方であるが、こんな山の中にある小屋で出されるものとは思えないほどにしっかりとした味をしており、チリビーンズをはじめとして味見をした4品に関してはどれも合格点どころか大満足の品であった。
またこの山小屋での食事を演出してくれるテーブルの小物も粋な品が選ばれており、水を入れてくれるグラスは、瓶詰めのジャムなどを保存するキャップをねじり込めるタイプのアンティークなグラスで、テーブルに添えられたはちみつをすくうスティックも、くまのプーさんでよく出てくるあの古風なギザギザヘッドの木のスティックであった。
なんでも奥さんによると、彼女のおばあさんなんかも「昔はこういうのを大事そうに持っていたなあ・・・」と懐かしそうに話していた。
このウェスタン調の丸太小屋は、高原の爽やかな風を浴びるには最高のローケーションにあり、ロッジのテラスに並べられた丸太組みのチェアに腰をかけての読書は、最高の食後のひと時を提供してくれた。
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