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ノリス・ガイザー・ベイスンの巻

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 マンモス・ホットスプリングスで、イエローストーンの東半分とはガラッと雰囲気の変わった、温泉地帯へ足を踏み入れたんだぞっていう気持ちを感じたところで、次はこのイエローストーンでも一番活発な活動を現在続けているノリス・ガイザー・ベイスンへ到着した。

 マンモス・ホットスプリングスから、次のメインロッジであるマディソンを繋ぐ途中にあるこのノリス・ガイザー・ベイスンへは、夕暮れに到着したせいもあってか人影もまばらで、約3km四方に渡って広がるという広大な温泉地帯から立ち上る蒸気が、消え往く太陽の中で揺らめく姿はまさに幻想的な世界であった。

 またこのノリス・ガイザー・ベイスンには、世界最大の間欠泉といわれているスチームボート・ガイザーがあるのだが、不定期に噴出すその間欠泉の前回大噴出は、2003年10月ということで、私が訪れたときにはその時間帯の空気感に溶け込むような静けさで、蒸気を上げ続けるただの温泉でしかなかった。

 さて、ここまで長い一日を過してきた我々だったが、イエローストーンのキャンピングサイト事情をちょっと甘く見ていたツケが今夜は回ってくることになった。 というのも事前に予約していなかったために、このノリスのサイトでキャンプを張ろうと目論んでいた甘い考えは脆くも打ち砕かれ、当然のようにサイトはスペースなし。 そして隣のメインロッジであるマディソンでも、やはり同じくサイトは埋まっていた。

 さすがに日が暮れいくイエローストーンの山中で、キャンピングサイトがない現実を目の前にした時にはど~っと疲れがでてしまったのだが、その疲れに鞭を打ってドライブを続けていると、草原の脇にあるこんもりとした林の端にテントを張っている人の姿が見えた。

 メインロッジではなく、管理人のいない林のような場所であるので、私と樺沢さんの奥さんは強く反対意見を申し入れてきたのであるが、そこはドライバーの強みで強権発動し、ミザル・キカザル・イワザルを決め込み一気に林へ向かって車を進めた。

 しかし、いざキャンプをはろうと近寄ったその林のすぐ隣の草原には、数頭の大きな狼の群れが戯れていたのである。 さ・さすがに狼がいる林の隣でキャンプを張るのはなんだかなあということで、私もここで一夜を過すのは反対に一票を投じたが、狼を見れただけでもまあよしとしなければならないのかもしれない。

 ちなみにレンジャーに聞くと、一時は全滅してしまった狼も、他所から連れてきた狼の繁殖も無事に成功し、最近ではむしろ近隣の住民との摩擦を生じるほどに頭数を増やしてきているのだという、ただしそれでも見かけることはそれほどない動物のひとつなので、見れたのは幸運だったということである。

 狼を見れて興奮状態の我々であったが、とりあえずキャンプサイトがないのはどうしようもない事実なわけで、改めてこのイエローストーンのキャンパー熱振りを身をもって知らされつつ、夜の10時前でもまだぽんわりとした初夏の陽の光の残るマディソン・リバー沿いにいったん西口から公園を出て、公園のすぐ西隣にあるその名もウェスト・イエローストーンの町へ向かった。

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*シカゴのことならUS新聞ドットコムをチェック。

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コメント (2)

May:

今回の旅・・・色々な体験が~~ぁ

狼たちも・・いったい お前達は誰だ~~??と
びっくりしてたのでは(笑)

でも この写真も素晴らしい~~~^^

やっぱ写真集を ぜひ。。。

sushi:

Mayさんへ

 イエローストーン旅行記は、シカゴ在住者からもいろいろと反響があって、中西部ではお勧めの旅行コースだと思っています。
写真は、こういうところへ行くと、誰でもいいものが撮れちゃいますので、Mayさんもぜひ一度は行ってみてくださいね~。

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2006年08月23日 23:27に投稿されたエントリーのページです。

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