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「釣りは私の人生だ」と話す老人の巻

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 ウェストイエローストーンから西口を通って、再び公園内に戻った我々は、マディソン・ロッジから程近いところにあるファイアーホール・キャニオンドライブという、ファイアーホール・リバー沿いに走る小道をドライブした。
 このファイアーホール・ドライブという小道は、それほど特筆すべき見所というものはないのだが、清涼とした川が谷間を流れていく、牧歌的な風景が広がるところだった。 
 ちなみにここを流れるファイアーホール・リバーには、ファイアーホールと呼ばれる場所があり、そこでは川底から温泉が噴出しているために、イエローストーンでは貴重な水着着用であれば温泉として楽しめる場所でもあるのだ。 ところがこのファイアーホール、ボイリング・リバーの時と同じく、やはり増水期ということで温泉としての使用は禁止との札が立っていた。
 ただファイアーホールと呼ばれるその温泉エリアでは、温泉を楽しんでいる水着姿の人々の姿は見られなかった代わりに、ひとりの老人が優雅にフライロッドを振っている姿を目にすることが出来た。 
 周りに人のいない谷間で、ただ静かにフライラインを躍らせている老人に話しかけるのは悪いと思ったが、とても気になったのでほんの少しだけ声を掛けてみると、メイン州からやって来ているというその老人は、「釣りは私の人生だ」と短く語ってくれた。 
 こんな言葉を語れる人生を送っている人は幸せである。 そしてもうひとつの収穫は、この老人からイエローストーンで温泉を楽しむとっておきのヒントを得ることができたということだった。
 こののどかな谷間を見渡すと、対岸にはムースがのんびりと散策し、足元には地ねずみが穴倉から顔を覗かせていた。
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