チーズヘッドのニックネームを持つ熱狂的なファンに支えられた、全米プロスポーツ界でも最も人気のあるスポーツチームのひとつであるグリーンベイ・パッカーズがあるのが、ウィスコンシン州にある人口10万人ほどの小さな町グリーンベイ。
プロ・バスケットボールのNBAや、メジャーリーグ・ベースボールのMLBに比べると、日本での知名度は低いプロ・アメリカンフットボールのNFLだが、アメリカでの人気は先の2つを凌ぎ、アメリカで一番人気のあるプロ・スポーツとされている。
シーズン中は日曜の午後と月曜の夜にかけては、全米中の男性がTVの前に釘付けになるといわれるほどのこのスポーツの人気振りには、私自身もアメリカで暮らすようになってから驚かされた覚えがある。 特に30秒間のTVコマーシャル料が、1億円から2億円ともいわれる、アメリカTV界最高視聴率を記録する、チャンピオンシップ決定戦のスーパーボールの人気といったら凄まじいの一言。
そんなアメリカで一番人気のあるプロ・スポーツであるNFLで、一番多くのチャンピオン獲得回数を誇るのが、このグリーンベイにあるパッカーズなのである。
またこのパッカーズの面白いところは、他のNFL所在都市が人口数百万人規模なのに対して、人口10万人程度の小さな町に所在していること。 私自身もこの町を訪れるまでは、10万人程度といわれてもあまり実感が沸かなかったが、全米にその名を知られるパッカーズがある町にしては、あまりに小さな田舎町でびっくりしてしまった。
こんな小さなグリーンベイの町が、歴史と栄光の歴史に彩られたパッカーズを維持できている理由として、創設者カーリー・ランボーのプランや、1960年代にパッカーズ黄金期を築いたコーチのヴィンス・ロンバルディーの業績などがあるが、なんといってもシーズンチケットを手に入れるには、この先40年近くも予約待ちがあるという超が付くほどの熱狂的なファンに支えられているからである。 そしてこの熱狂的なファンに支えられた、小さな町の大きなチームは、全米プロスポーツ界で唯一の市民100%株式保有のチームでもある。
なんにもないような北の果ての小さな田舎町だが、アメリカン・フットボールファンにとっては必ず耳にすることになるグリーンベイ。 毎試合満席になるという巨大なスタジアムから、一本道を挟んだ通りには静かな住宅街が広がっていたのが印象的だった。
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