Posts in Category: メジャーリーグ関係

ホワイトソックスと2人の日本人の巻

takatsu.jpg 野茂がドジャースで大活躍して以来、それに続く伊良部佐々木など、メジャーでも十分に通用するピッチャーがたくさん日本にもいることは証明された。 さらにはイチローという稀代の天才打者が野球王国から、ベースボール帝国のメジャーに現れて、アメリカ人の間ですら「彼なら記録を破って当然」とまで言われるほどの実力ぶりを発揮している。 そして遅ればせながら、ここシカゴにも日本人旋風が巻き起こりつつある。
 シカゴには2つのメジャー球団がある。 一つは当ブログでも度々登場しているノースサイドに人気基盤を持つシカゴ・カブス。 そしてもう一つはサウスサイドに人気基盤を持つシカゴ・ホワイトソックスである。 どちらのチームも古豪の名門として知られ、同じ街に在籍していることから何かとライバル関係にあるのだが、去年ボストン・レッドソックスがワールドチャンピオンになってしまった為に、チャンピオンから100年も遠ざかっている2つのチームという不名誉な記録でも仲良く競い合っている状態だ。
 このホワイトソックスはセントポールにあったセインツが、1901年にボストン・レッドストッキングスに対抗して選手が着用する、真っ白な目立つ靴下からホワイト・ストッキングスとなり、そこからシカゴ・ホワイトソックスと変名してア・リーグ誕生時から参加。 今からちょうど100年前の06年には、シカゴ・カブスとの頂上決戦を制してワールドチャンピオンに。 17年に再度ワールドチャンピオンとなるも、19年のワールドシリーズで、フィールド・オブ・ドリームスでも知られるブラック・ソックス事件を起こして、シューレス・ジョーことジョー・ジャクソン他8名もの永久追放選手を出す。 その後は長い低迷期に入り現在に至る。 シカゴ・ブルズ(NBA)との掛け持ちジェリー・レインズドルフがオーナーで、サウスサイドにあるUSセルラーフィールドを本拠地としている。
 カブスがソーサの放出やノーマの故障など、ごたごた続きでなかなか勝てないなか、高津(現在6セーブ)と井口(現在打率0.305)という2人の日本人の活躍もあってホワイトソックスの方は、球団史上でも最高のスタートとなる現在7連勝中の通算15勝4敗。 このまま勝ち続けて、シカゴのメジャーチームはワールドシリーズで勝てないというジンクスを破ることができるのか?
 がんばれホワイトソックス&W日本人選手!
photo © AP NEWS
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*ダウンタウンから約15分のレッドラインの35thで下車。 ただし試合がない時や、この駅以降での下車はかなり注意が必要。
U.S. CELLULAR FIELD
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Chicago, IL 60616
Phone: (312) 674-1000
*姉妹ブログ
TukTuk Race… ~アジアな時間~外人ガールサバイバル日記 in Japan

カブスからメジャー最速球男カイル・ファーンズワースまでがの巻

farnsworth1.jpg カブスからマット・クレメントサミー・ソーサに続いて、メジャー最速投手のカイル・ファーンズワースまでが去っていくことになってしまった。 彼は100マイル以上のストレートと高速スライダーを持つ、メジャーでも屈指の豪腕投手だったのだが、甘いコントロールのおかげで中継ぎ投手としての安定性はイマイチであった。 それにしてもカブスのフロント陣の考えは自分にはさっぱりわからない・・・。 ここも参考に
 カイル・ファーンズワースは1976年生まれのカンザス州出身で、193センチ 97キロという大柄選手。 1994年カブスから47位指名。 1995年ルーキーリーグで先発、中継ぎ、抑えとして16試合3勝2敗1セーブ防御率0.87。 1996年1Aロックフォードで、先発20試合9勝6敗防御率3.70。 1997年1Aデイトナで、27試合10勝10敗防御率4.09。 1998年2Aウエストテネシーと3Aアイオワで、13勝11敗。 1999年3Aで開幕も、4月29日のマーリンズ戦で先発6回を6安打2失点に抑えてメジャー初勝利。 2000年開幕先発ローテーションも制球に苦しみセットアッパーへ転向。 2001年セットアッパーとして76試合4勝6敗2セーブ防御率2.74、24ホールド、82回で107奪三振(リーグ救援投手3位)。 2004年セットアッパーとして72試合4勝5敗防御率4・72、66回2/3で78奪三振。 通算成績は、343試合22勝37敗4セーブ防御率4・78。
 記録や実績としてはそれほどでもないのだが、実際に彼の投球をみればその凄まじい剛速球に度肝を抜かれるはず。 ちなみに2004年度の速球ランキングで100マイル以上を記録した投手はESPNによると、カイル・ファーンズワース30球ビリー・ワグナー8球ヘスス・コロメイ8 球、このことからもいかにカイル・ファーンズワースがずば抜けた剛速球を持っているかがわかるというもの。 
 このファーンズ・ワースと、’02年の新人ドラフト第1巡指名の遊撃手スコット・ムーア、右腕救援ロベルト・ノボア、外野手ボ・フラワーズの3人が、デトロイト・タイガーズシカゴ・カブスの間でトレードされることになったのだが、これだけの逸材を使いこなせずに放出するフロント陣、コーチ陣にはうんざりだ。 また去年グレッグ・マダックスという球史に残る大投手が古巣に戻り、カブスの才能は豊かだがちょっと飛ばし気味な若手投手陣がどう変わるのか楽しみだっただけに、クレメントに続くファーンズワースのトレードはソーサ以上にショックなニュースである。 
 がんばれカブス!
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photo © AP NEWS

サミー・ソーサがカブスからオリオールズへ移籍合意間近の巻

sosa.jpg サミー・ソーサがついにシカゴを去る日が近づきつつあるようだ。 マイケル・ジョーダンが去った後のシカゴ・スポーツ界の顔として、ソーサはシカゴ市民の絶大な人気を誇ってきた。 特に99年のマーク・マグワイアとの史上稀に見る、ホームランレースでその印象を決定付けたといってよい。
 ソーサはドミニカ共和国出身で、16歳の時にレンジャースと契約。 89年メジャーデビューするが同シーズン途中にホワイトソックスへトレード。 92年カブスへトレード。 98年上述のマグワイアとの壮絶なホームランレースを演じ、ロジャー・マリスが持つシーズン61本塁打の最多記録を上回って、マグワイアの70本塁打に続く66本塁打を記録し158打点で打点王を獲得。 2000年50本塁打で本塁打王を獲得。 01年マグワイアに並ぶ4年連続50本塁打以上を記録し、160打点で打点王を獲得。 02年49本塁打で2度目の本塁打王を獲得。 とここまでは、文句の付けようが無い記録と、シカゴ市民への絶大な人気を誇ってきた。 
 しかしながら、03年試合中に折れたバットからコルクバット使用が発覚し、退場処分ならびにその後の8試合出場禁止処分。 この辺りから彼の栄光に翳りが見え始め、カブスのチームメートや監督との不仲、シカゴ市民からの批判的な声、さらには怪我が続いたことで、メジャーでただ一人シーズン60本塁打以上を3度も記録している強打者でありながら、 04年打率2割5分3厘と98年以降では最低のうえ、本塁打35本で、40本塁打以上は6年連続で途切れた。 特に昨シーズン最終戦では、試合中に無断帰宅するという事件まで起こし、カブスからは罰金約900万円(彼の1試合分の給料)を課せられるなど、チームメートや監督との不仲は修復しがたいほどに悪化していた。 この問題は、シカゴ市民の間でもかなり悪評で、新聞やTVニュースでも度々取り上げられたほか、キャプテンのマーク・プライアー自身もラジオやTVで彼に対する不信感を発言する始末。
 以上のような経緯もあり、単独歴代7位の通算574本塁打で、現役ではバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に次ぐ通算ホームラン数を誇るシカゴ・カブスの主砲サミー・ソーサは、ボルティモア・オリオールズへ移籍間近であるというニュースをAPが伝えた。 トレードの内容は、ソーサはカブスと今季分の契約が残っており、カブスは年俸の1700万ドル(約17億4700万円)の大部分を支払うとしている。 また、06年の契約について、ソーサは無効にすることに同意したという。  その見返りとして、昨季打率3割3厘、2本塁打、24打点、13盗塁のジェリー・ヘアストン二塁手(28)に加え、少なくとも2人の若手有望株をカブスは得る。 トレードは、健康診断や米大リーグ機構のセリグ・コミッショナーと選手会の同意が得られしだい成立する見込みで、選手会の方も、以前にソーサがオプションを破棄することに問題はないとの見解を示しており、この点は移籍成立の障害にはならないと見られる。
 シカゴ・カブスのファンとしては、このニュースを喜んでよいのかどうか複雑な心境である。 ソーサはパワー的には未だ衰えきったとはとても思えないが、現在のカブスは、ノーマ・ガルシアパーラをはじめ打撃陣は充実しており、また先発陣もケリー・ウッド、マーク・プライアー、カルロス・ザンブラノ、グレッグ・マダックスとメジャー屈指の投手陣を誇る、それだけにチームメートとのいざこざの耐えないソーサの移籍自体には異論はない。 しかし、カブスよ! 本当にこのトレードで良いのか? 他にもっと良い条件でのトレードが可能だったのじゃないのか? 仮にもトレードの相手は、あのソーサだぞ! カブスについては、マネージメントを含め、時々疑いたくなる場面があまりに多すぎる。 選手層は厚いだけに、それが残念でならない。 ここはヤギの呪いを解くためにも、レッドソックスが若干30歳のGMを導入してバンビーノの呪いを解いたように、上層部の思い切った改革が必要な印象を改めて受けるトレード条件である。
がんばれカブス!
photo © AFP
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