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なんでも実験コーナー

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2005年02月01日

シカゴで朝シャンは自殺行為であるの巻

freeze-hair.jpg 朝シャンなんて言葉は、ちょっと古臭い響きを持ってしまう今日この頃だが、やっぱり朝はバシッと決めて気持ちよく出かけたいもの。 だが冷蔵庫・・・、いや冷凍庫よりも低く、ちょっと風が強めの日などは体感温度マイナス40度!なんていうここシカゴでは、ちょっと寝坊して時間が無い時なんかに朝シャンして、髪も乾ききらぬ内に外へ飛び出すなんていうのは、まさに自殺行為であるという事実を、筆者が身をもって読者にお伝えする体当たりな話し。

 この極限ともいえるシカゴの寒さを読者の皆様にお伝えしたくて、何かいい案はないのかと考えてみたのだが、ここは科学者らしく(!?)、やはり何事も実際に実験してみて、その結果を報告した方が良いのではないのかというわけで、髪の毛の生え際も気になるお年頃の私が、凍てつく大地に相応しい実験を身を持って行いました。 

 実験方法はいたって簡単。
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①朝の目覚ましを、「後もう少しだけベッドから出たくないなあ・・・。 よし、あと5分だけ・・・、いやもう5分だけ・・・。」という感じで、時間ぎりぎりまで布団にもぐって飛び起きます。
②温かいすっきりシャワーで目を覚まし、いつもの通りに朝シャン。
③本来ならここで濡れた髪をドライヤーで乾かすか、ある程度乾くまで香りたつコーヒーの一杯でも飲みながら、NBCニュースで朝一の情報を仕入れるべきなのだが、今回はだらだらと寝過ぎたおかげで時間もないので、身だしなみもままならぬままに、マンションの外へ飛び出しす。 
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と、まあこれだけです。

 さてさて気になる今回の実験結果なんですが、な・なんと!わずか3分で結果は明らかとなりました。 いかに私が女子高生のようなみずみずしいお肌をすでに持っていない年齢の男性だとはいえ、つい先程シャワーを浴びたばかりの肌に染込んだ潤いたっぷりな水分は、アパートの外へ一歩出るや否や、つけ入る隙も与えない早業でピキーン!という音を立てながら凍りつき、顔面を強烈な痛みとともにバリバリ感で覆い尽くします。 さらに3分以内には、歩いている自分の頭が、まるで被り物を被っている時のような感覚に包まれはじめることに気がつきます。 その感覚を不思議に思って、手を頭部にやってみると、そこにはハリセンボンのようにカチンコチンに凍り付いて、髪の間に指でも通そうものならパキンッと音を立てて折れてしまう自分の髪がある事を発見できます。 って!おいおい! ここまで凄いとは思ってなかったぞ! さすがシカゴ、部屋の外の寒さは、この街の住人でさえ改めて度肝を抜かれる凄まじさ。 

 アホな実験を軽々しく思いつきましたが、良い子のみなさん、ならびに髪の毛の生え際が気になるお年頃の皆様は、くれぐれもこんな馬鹿げたことを真似しないでくださいね。 って、するわけないか。(笑)

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2005年03月01日

アボカドに醤油で大トロになるというのは本当かの巻

avocado.jpg 初めて本格的にアメリカ生活を始めたリッチモンド時代に、こんな噂がまことしやかに現地の日本人の間で伝わっていた・・・。 アボカドはいける!

 バージニア州、しかもリッチモンドなどという南部の小さな町では、当然ながら現地で暮らす日本人の数などというものは、土佐の四万十川に生息すると言われるカワウソを探すがごとくに希少であり、さらにそのカワウソの餌となる日本食を手に入れようなどと考えるのは月へ人類を到達させるがごとくであった。 そこで彼らが用いていた擬似日本食の食材というのがアボカドであった。 ここも参考に

 ではどういう使用法を用いるのか、そして何の代替にしようというのか? 読者の中には、カリフォルニア・ロールという代物をこれまでに聞いたことがある方や、食べたことがある方もおられるかもしれない。 そうそのカリフォルニア・ロールなる、米国寿司創成期における新鮮な魚介類入手困難から生まれた寿司職人苦心の策が、大トロならぬアボカドなのである。

 しかし寿司職人などではなく、むさ苦しい田舎の柔道部員ならぬカワウソ達が、代々伝えるような秘伝の食し方なのであるから、上品にカラフルなベジタブルと一緒に海苔に巻いてというわけではないのは想像に難くない。 

 ではどうやって? それをみなさんに特別に大盤振る舞いでお伝えしよう!
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①弾力を保ちながらも、心持ち押せばソフトな感触を指先に感じれる程度に熟したものを選択。
②適当に皮を剥きます。
③かなり濃厚な味わいですので、カットはあまり欲張りすぎずに、小さめの短冊切りで。
④醤油をちょびっとつけて。(わさびはお好みで)
⑤あつあつのご飯と一緒にいただきます。
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とまあこれだけ。

 ところがところが、これが粗野な調理法に関わらず大トロそのものの味。 特に大トロなど滅多なことでは口にできない方や、そんな肥満マグロのでっぷりなんて脂っこいもん食えるかいって方、海鮮物に乏しい中西部で手軽に自分の舌を誤魔化したい方にもぴったりの一品。 また甘いものには目がないくせに、やたらと健康食を気にするアメリカ人の友人を招いた時にも重宝できる。

 そのままフルーツとして食べると、なんだか青臭いドリアンって感じなので、アボカドはメキシカン・サラダにしろ、今回の大トロもどきにしろ、何らかの形で必ず調理もしくは味付けした方が良い。 また栄養価が非常に高く、脂肪(80パーセントはリノール酸、オレイン酸)、鉄 、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどを多く含み、老化、動脈硬化、糖尿病、便秘予防に効果がある。 ただし100gあたりで、アボカド191kcalに対してバナナ87kcalとかなりハイカロリーなので、食べすぎには要注意

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2005年04月29日

ミスター・スポック現るの巻

spock.jpg 日本人のアメリカ生活において、恐るべきものがいくつかある。 ある人にとってそれは、どうみても日本人はこんなものを食べたことも見たこともないであろうまがい物の日本食であったり、電力やケーブル関係の設置工事などで訪れる技術者の、「それは何処で汚してきて、いつから洗ってないんでしょうか?」的な土足での室内への踏み込みであったり、友人がわざわざ焼いて持ってきてくれる砂糖の塊かのような焼きたてケーキまで、数え上げれば切がないほどなのだが、そんな中でもほとんどの人が口を揃えて頭を悩ませる問題がある。 そう、それがアメリカでの散髪なのである。 

 基本的にアメリカ人という言葉から想像される、アングロ系、ゲルマン系、アイルランド系、ラテン系、アフリカン系などの人々は、軽くウェーブがかっているか、もしくはストレートでも糸のように細く軽い髪質を持った人がほとんどである。 それだけに私のような直毛かつ剛毛を持つ、典型的な日本人髪質の人間にとっては、この系統の髪質を扱ったことのない散髪屋や美容師に掛かるよりは、自分や友人で髪を切りあった方がずいぶんとマシな仕上がりになるといったことにすらなる。 

 そういうわけでリッチモンド時代には、私の髪はほとんどの場合において、友人との髪の切り合いギブアンド・テイク関係のおかげでなんとかやり過ごしていた。 ところがシカゴへ移ってきてから、特に今のノースサイドへ住みだしてからは、この近辺に住むゲイ連中のかなりの高い技術に満足しきって、いつも安心して彼らに全てを任せることができていた。 

 ところがである。 つい先日近所にできた散髪屋が、なんと7.95ドルという破格値で営業を開始したものだから、ケチンボ生活学会在籍12年の自分は、つい出来心でいつものゲイ男性を浮気してその店へ入ってしまった。 もちろん、わかりやすいようにモデルとなるヘアスタイルの雑誌も持参していたのだが、何が悪かったのか、出来上がった時点で私の前に掛けられている大きな鏡の中に居座っていたのは、映画「男はつらいよ寅次郎」の渥美清のような顔をしたミスター・スポックだったのである。

 例え仕上がりが気に入らなくとも、これ以上手を加えてもらう勇気がなかった私は素直に店を出て、持参した雑誌がスタートレックのファンブックなどではなかったということを再確認したことはいうまでもない。

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