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中西部関係

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2005年02月20日

ミラービール工場はビアホールで飲み放題の巻

beer-factory.jpg ミラービールはよく言えばアメリカらしく豪快にガブガブとジュース代わりに飲めるが、悪く言うと特にこれといった特徴のないビールで、俗に言う不味くもなく、旨くもなくと言う奴である。 

 ちょっと不思議なのは、アメリカの中でも特にドイツ系移民の多いミルウォーキーの街で育ちながら、自分のドイツ滞在経験からいくと、本場のあのこってりとしたビールとはまるっきり別物のやっぱりアメリカン・ビールなのである。 ミラーはあくまで凍りそうなくらいにキリッと冷やして飲むもので、ドイツのものは冷やしすぎずに心持ちひんやりといった程度で楽しむもの。 

 どちらが良いかは別にして、自分の場合にはアメリカ滞在時は常にミラービールの愛飲者である。 理由はいたって簡単で、「安い!」からである。 安売りの時などは、缶ビール×30本1箱で10ドルを切ってしまうのですから・・・。 そういうわけでビールの生産量、消費量が世界で一番多いアメリカ国内で第2の売り上げを誇り、シカゴとはすぐお隣りさん同士のミルウォーキーを代表するミラービールの工場見学ツアーへ参加してきた。 

 ドイツ系移民が6割、北欧系移民が3割とも言われるウィスコンシン州だけあって、州内にブリュワリーは数多くあるのですが、中でも最大規模を誇るのが1855年創設のこのミラービール・ミルウォーキー工場。 ミラービールの創設者ミラーは、ドイツから一旗上げようとアメリカ大陸へ渡ってきたのですが、最初はなかなか事業も上手く軌道に乗らず、ニューヨーク、フィラデルフィア、ニューオリンズと流れた後に、ドイツ系の移民が多くビールの需要が高く、気候もドイツの故郷に良く似たこのミルウォーキーを拠点に定め成功を収めました。 

 このミラービール工場見学の目玉はなんと言っても、最後に待っているビアホールでのビール無料飲み放題。 工場見学時に、ビールが熟成過程で発するあの独特の空気を重くするようでいて癖になる香りをたっぷりとかかされつつ、山のように積まれたビール達を目の前に説明を受けているのだから、ツアーの終わりが近づくころには、建物移動だけで期待が勝手に高まるパブロフの犬状態。 

 ビアホールも無料でビールを提供してくれている所とは思えない本格的なビアホール風で、「今日は俺、後30分でフリーだから機嫌が良いんだよね~。 だから一杯サービスしちゃうヨン。 飲んでよ飲んでよ!」っていうお調子者ウェイトレスに乗せられるまま、次々に運ばれてくるビールを飲み続けていたら、気分はすっかりババリア時代へカムバック!って、ただ単に昼間っから酔っ払ったってだけだけど・・・。

 ちなみに工場内にある出荷前倉庫はアメリカン・フットボール・スタジアム4つ分の広さがあり、毎日この倉庫内に繋がっている列車で外へ全てが運び出されるのだという。 そしてその出荷先である中西部一帯の中でもシカゴは最大の消費地で、全体の6割がシカゴ向けだとか。 もちろんその消費に自分も協力していることは言うまでもありません。

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*ミラービール工場へは、ミルウォーキーのダウンタウンからI-94経由で西へ約15分の425 W. State Street。 ツアーは月曜から土曜の10:00~15:30(夏期30分、冬期1時間間隔)

2005年04月28日

ミラービールとハンク・アーロンの球場の巻

miller-park.jpg シカゴ郊外、通称シカゴランドがどんどん膨張を続けていく中で、地図上では境目すらはっきりしなくなりつつある北隣の街ミルウォーキー。 この街はドイツ系の移民が多いことからビールの街としても知られ、以前紹介したようにあのミラービールの本社があることでも有名。 そのミルウォーキーにあるMLBのチーム、ミルウォーキー・ブリュワーズの本拠地が、今回紹介するミラーパークだ。

 ミラーパークは7枚のパネルからなる開閉式の屋根を持つ、2001年4月6日にオープンしたばかりの新しい球場で、2003年にはさっそくオールスターゲームも開催されている。 球場の前には、MLBのセリグコミッショナーがプレゼントした、通算本塁打755本のメジャー記録保持者ハンク・アーロンの銅像が誇らしげにたっている。 彼はこのチームで14年間もプレーした英雄として、今でもミルウォーキーの英雄で、その背番号はチームの永久欠番にもなっている。

 娯楽の少ないこの街にあるだけあって、球場へは試合がない日でも市民が足を運び、観戦席にあるガラス張りのレストランフライデーズから、球場全体を見渡しながら食事を楽しんでいる人達が数多くいる。 また球場席下側の通路には、このチームの英雄たちに加えて、かつて存在した黒人リーグとしてしられるニグロ・リーグの英雄たちや、以前紹介した女性版メジャーリーグの英雄たちに纏わる野球道具が展示されているので、ここを訪れた際には見逃さないようにしたい。
 
 この街へ来たら、ミラービールとミラーパークは外せません。

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Milwaukee Brewers Baseball Club
Miller Park
One Brewers Way
Milwaukee, Wisconsin 53214-3652
Administration: (414) 902-4400

*姉妹ブログ
TukTuk Race... ~アジアな時間~外人ガールサバイバル日記 in Japan

2005年05月15日

ミルウォーキーはシカゴのお隣さんの巻

milwaukee.jpg ミルウォーキーは、シカゴから一番近い大きな街である。 またがんばればシカゴまで通勤ができそうな、ハイウェイで1時間半から2時間という距離に位置しながら、不動産の価格はイリノイ州ないでは考えられないほどに安い。 そういうわけでシカゴで出会う友人の中にも、ミルウォーキーの出身者という者は多い。

 しかしながらシカゴアンにミルウォーキーの事を訪ねると、ほとんど皆が皆といってよいほどに「特に気にしていないね」といったつれない答えが返ってくる。 もしくは「ああ、小学校の遠足で行ったことがあるような気もするな」なんて遥かな記憶を辿ることになるのである。

 それでは本当にこの街には、何も見るべきものはないのか? 私も2度ほど訪ねてみた実感としては、確かに以前に紹介したミラービール工場ミラーパーク球場くらいしか、観光地としては目立つものがないのも事実。 その上、ミルウォーキー出身者の友人すらも「ミルウォーキーは何もないからねえ・・・」などと頼りない返答をする始末。 

 街だが、その出身者には愛すべき素朴な性格の人達が多いというのが、これまでの自分の経験から得たイメージである。

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