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映画関係

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2005年01月04日

IMAXのど迫力と3D映像で観るポーラーエクスプレスな絵本の世界の巻

polar-express9.jpg IMAXシアターで映画をご覧になったことはありますか? 自分は田舎者なので(苦笑)、アメリカに来て初めてディズニーのファインタジア2000を、このIMAXシアターで観て度肝を抜かれた思い出があります。 何といってもビルの5階相当のスクリーンに映し出される、通常使用の35ミリフィルムの10倍以上、パノラマ使用の70ミリフィルムの3倍以上という、映画史上最大のフィルムフォーマットサイズによる、細部まで潰れない鮮明な画像に加えて、デジタルサラウンド6トラックを15,000ワットの大音響で出力するというバケモノ映画館。 その上、3D上映の場合には、左眼用画像と右眼用画像を1/96秒づつ交互に映写して、同期する Personal Sound Environment(PSE) と呼ばれるヘッドセットによる液晶シャッターの働きで、左右の画像をそれぞれの眼に認識させるという懲りよう。 今回は、シカゴのネイビーピアにある、このIMAXシアターで上映されたポーラーエクスプレスの3Dバージョンを観てきたという話し。

 この映画のネタになっているポーラーエクスプレスの話しは、ここアメリカでは結構有名な絵本で、家の奥さんも何度も読んだことがあるらしい。 そういうわけで、他に観たい映画もあるし、最近ちょっとパーティずくめで余り外へ出たくなかったのだが、奥さんの「上映が終わってしまう前に行かないと!」という強い押しに負けてとうとう観に行ってしまった。 

 ところが、ところが、この映画かなり良いです。 シンプルなストーリーとメッセージのこもったファンタスティックな映像。 3Dだからか、IMAXの大画面だからか、とにかく乗り気でなかったのも映画が始まるまで、上映開始3分後には完全に絵本の世界に入りきってました。 3Dとはいっても肝心の絵が駄目だと映画の場合には、全然効果が発揮されないばかりか、焦点がおかしくなってきて、そのうち画面を見続けるのも辛くなるという駄作も多いのだが、この映画の場合には綺麗な絵本の世界の住人になり、自分の周りを舞う粉雪や、スティーブン・タイラー扮するエルフのロックシンガーと一緒になってミュージカルな気分に染まれちゃうのです。 いかんせん、「トム・ハンクスで客集めかよ」とか、「やっぱ、客入ってないじゃんか」なんて勝手に決め付けてたのが悪かった。 とりあえず、クリスマスの映画を今更だけど、公開終了前に観れて得した気分です。

 皆さん、もしまだ間に合う人は必見ですよ!
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2005年01月12日

ディカプリオとスコセッシがアビエーターで再びそして義祖母も加わっての巻 その1

aviator2.jpg タクシードライバー、レイジング・ブル、グッドフェローズ、ケープ・フィアーと名作の数々を監督し、名優ロバート・デニーロを多く起用することでも知られる無冠の帝王スコセッシ。 しかし、このアビエーターで、今度こそはアカデミー賞を手にするのではないかという声が、ここアメリカでも多く聞かれる。 

 そして、この映画の題材になっているのが謎の大富豪ハワード・ヒューズ。 彼は映画界では監督およびプロデューサーとして「ヘルズエンジェルズ」を代表作として、ハリウッド第一次黄金期の帝王と呼ばれ、パイロットとしては世界記録を幾度か自らの手により更新、実業家としてはTWAをはじめとした企業群を保有する大富豪で、1970年前後には経済誌で世界一の大富豪にランクインされたこともある。 その上に190cmを越す長身の金髪青年で、エバ・ガードナー、キャサリン・ヘップバーンをはじめとした、ハリウッドに名だたる美女達と浮名を流すというちょっと信じがたい経歴の人物。 さらに興味がある方はこのニュースサイトもチェック。

 そんな人物ならさぞかし満足した人生を送ったことだろうと思われるだろうが、これがそうとも限らず、晩年はかなり悲惨な状況だったようだ。 ジャンボ・ジェットを超えるサイズで、未だに世界一の大きさを誇る木製の飛行機を自らの操縦で飛ばしたり、TWAの保有株式を売却した金でラスベガスのホテル、土地、近郊の鉱山その他もろもろ買占めて、ラスベガスの大半を所有した頃までは良かったのだが、このラスベガス買占めの時期になると、1940年代頃から悪化しつつあった彼の精神的な持病がさらにエスカレートして、ホテルの一室から電話一本が外界との接点というありさまだったそうだ。 その持病の中でも極度の潔癖症に関しては、有名な話で、以下のような逸話すらあるほど。

浴室のキャビネットの補聴器(バイ菌が付かないよう封筒に入れてあります)の取り出し方を紹介します。
・浴室のドアのノブを回す際には、6~8枚のティッシュを用いる。
・次に石鹸の入ったキャビネットを新しいティッシュ6~8枚を用いて開ける。
・使用していない石鹸を取り出し、手を洗う。
・次に、補聴器の入ったキャビネットを最低15枚のティッシュを用いて開ける。
・補聴器の入っている封筒は、最低15枚のティッシュを用いて、両手で取り出す。

 そして、そんなホテルの一室にこもったままの生活を20年ほども過ごした後に、病院へ向かう自家用飛行機の中で息を引き取ったという。 なお彼のあまりに変わり果てた姿と、長年人前に姿を現していなかったことから、誰もこれが本人のハワード・ヒューズか確認できずに、FBIが指紋照合をして本人確認したのだとか。

 で・・・、映画の方は?・・・義祖母って?・・・次回に続きます・・・。

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Photo © Copyright Miramax Films

2005年01月13日

アビエーターの時代に世界を舞台に活躍した義祖母の巻 その2

aviator.jpg 半年ほど一緒に過ごしたこともある生粋のシカゴ人である、奥さんの英国系側のおばあさん。 この人物が傑物で、一度など自宅の2階に空き巣が入っている現場に居合わせ、泥棒を一括して追い払ってしまったほどの豪傑である。 何しろ世界に名だたるマフィア街シカゴのダウンタウンにある家での出来事・・・、自分にはとても真似できないが、彼女ならそのぐらいはと思わせる威風がある。(笑)

 このおばあさん、実は若き娘の頃に国際線のスチュワーデスをしており、第2次世界大戦直後に映画「アビエーター」にも登場するハワード・ヒューズが実権を握っていた頃のTWA旅客機に乗って、大西洋を横断していたのである。 当時のアメリカからヨーロッパまでの飛行経路は、彼女の住所であるシカゴ→ニューヨーク→ニューファウンドランド(カナダ)→シャノン(アイルランド)→パリという経由だったらしい。 ただし、当時のパイロットは連続8時間勤務が原則だったらしく、ニューファウンドランド、シャノンでそれぞれ、給油、パイロット交代も含めて1泊から2泊するという大移動だったらしい。 

 中でも、彼女がパリで滞在中に突然パイロットがストに入り、1月近くもフランスで遊んだ頃のロマンスとか、その後のTWA側のごたごたで半年ほどローマ→カイロ(エジプト)間のフライトに変更された頃のエジプトでの話しなどは、今のように誰でもが海外旅行する時代の話しでは無いだけに興味深い話しのオンパレード。 こういう時代背景だけに、客層も金持ちや各国の有名人、VIPが多く、彼らと別段これといった直接の関わりはなくとも、話しのネタには事欠かない仕事だったとか。 さらに興味がある方はここにも情報が集めてあります。

 そういう話しを散々聞かされていただけに、この映画「アビエーター」は個人的に非常に印象深い作品になった。 内容については、自分の個人的なコメントでイメージを固定してしまうよりは、まずはみなさんに映画館へ行って欲しいと思いますが、これだけは言えるのは「ディカプリオがんばってます」。


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