Virginian
〜 "Virginian” ヴァージニア の人々は自分達のことをこう呼んで誇りを保ち続けている 〜

この語源はアメリカ合衆国(以下US)への移民の歴史と深く関わりがあるようである。
一般に良く知られている最初のUSへの移民達としてピルグリム・ファーザーズがあるが、彼らは主にボストンに住み着いたので自らのことを ”Bostonian” と呼び、今でもボストンの人達はそのパイオニアとしての歴史に自信を持っている。
この記念すべき歴史を祝う日、つまり彼らが最初に本国を出航した日が、USで最も重要な祝日である「サンクス・ギビング・デイ」である。
日本では、まだまだ一般的には知られていないが、USではクリスマスや正月でさえショッピングストアーは開店しているのだが、この日ばかりはありとあらゆる店という店、その他諸々全てが休業とかしてしまう。 それぐらい彼らにとっては重要な日なのだ。
これに対して不満を持ち続けているのが、北の ”Bostonian” に対する南の ”Virginian” というわけである。
事実、ピルグリム・ファーザーズがUSへ上陸するはるか以前から、ヴァージニアの人々はジェームス川沿いにジェームスタウンという街を築いていたのだ。 (一説によると約100年前、また正式な記録に残っている物としては、1620年ににおけるボストン、1607年のヴァージニアへの移民達がある。)
さらに、このピルグリム・ファーザーズ自体が、事実ヴァージニアへの植民を目指したのだが、嵐に会い2ヶ月後にマサチューセッツへ漂着したという経緯を持っている。
ではどうして、ヴァージニアとボストンという2つの街に人々が古くから街を築くようになったのか?
この疑問に対しては諸説様々あるようだが、代表的なものとして、季節風に乗ってそのままイギリス本国から新大陸へたどりついた人々はヴァージニアへ、また新大陸近海までその風に乗って来て、その後海流の乗って北へ上っていった人々がボストンへというものがある。
真実はともかくとして、この2つの街のどちらが最初の移民達かという論争は、USに根深く残る南北の確執とも絡んで未だに解決はみていないようだ。
加えて、日本における京都と東京の様に歴史だけではなく、人間性においても対照的に比喩されている。
例えば、 ”Bostonian” は洗練されていて都会的、 ”Virginian” は野暮ったくって粗野な田舎者といった具合だ。
この表現は、そのまま「Virginian」という名の映画が作られているぐらい一般的に浸透しているようである・・・。
* このページの写真は、職場のビルに掲げられているヴァージニアン・フラッグ。 また、この旗は、実際いたる所で見受けられる。